水銀輸出は禁止しよう! | 化学物質過敏症 runのブログ

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ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議より
http://www.kokumin-kaigi.org/kokumin03_53_07.html


NEWS LETTER Vol.62
水銀輸出問題とは
有機水銀は、水俣病の被害を引き起こした原因物質です。

水俣病では、アセトアルデヒドの製造過程で塩化メチル水銀が無機水銀化合物から副生成されこれを処理しないまま川や海に垂れ流したために、海域の魚介類が汚染され、それを食べた人々に深刻な健康被害をもたらしました。
このように水銀は、人の健康や環境に深刻な影響をもたらすおそれがありますが、いまだに世界各国で様々な用途で使われています。

水銀による人の健康被害や環境汚染を防止しようという取り組みが、今、国際的に活発になっています。
国際的な取り組み
国連環境計画(UNEP)は2001年から、地球規模での水銀汚染を防止するための活動(UNEP水銀プログラム)をスタートしました。

2010年に政府間交渉委員会(ING)を設置して、水銀の供給削減や製品・製造工程での需要削減などを検討するとともに、2013年に向けて法的拘束力のある条約を制定する作業を行うことになっています。
EUは、2008年に水銀輸出の禁止と余剰水銀の安全保管を求める規則を採択しました。

この規則は2011年に発効予定です。

アメリカも、2008年にアメリカ議会で水銀輸出禁止法を採択し、2013年から輸出を禁止することが決まっています。

また、アメリカは、2010年までに金属水銀の長期的な管理及び保管の方法を策定することとしており、法的拘束力のある条約の制定に対しても前向きな姿勢を示しています。