化学物質過敏症って何だ?4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・軽度の症状に目を向けると、「キレやすい」「だるい」「感情のコントロールがきかない」など、現代の若者に通じる点が多いのがわかる。

実際にツナガリがあるのかどうかはわかっていないが、じゅうぶん可能性があると個人的に思う。

重度のほうはというと、本当にひどい状態である事がわかってもらえたのではないか。

これだけ多くのつらい症状を起こす上に、症状を起こす要因となる化学物質が生活の周りを完全に覆っているのだから、平穏な生活を送れるわけはなく、極度のストレス状態に陥るのが目にみえている。想像するだけでも耐えられない生活だ。

自分の考えだが、重度の化学物質過敏症患者に対しては本当に「思いやり」が必要になってくる。

彼らと会話しようと思ったなら、服装や髪などから化学物質成分をなるべく除かなくてはならないし、タバコを吸っている人ならタバコをやめて、会う場所もなるべく人通りが少なく、化学物質の匂いのしないところを選ばなければならない。

残念ながら人間の多くは自己中心的で、たとえ家族や恋人といった身近な存在でもそこまで思いやれないのが大勢いる。

自分も自己中心的な人間の1人で、重度の化学物質過敏症の人と実際にコミュニケーションをとる機会がもしあったとして、どこまで彼らに寄り添えるかは自信が持てない。

シャンプーやリンスで髪の毛をサラサラにしたり、髪の毛を整髪料でキレイに整えたり、合成素材のカッコ良い服を着たり、タバコを吸ったり、人のたくさんいる場所を歩いたり、…そういった行為を、ごく当然として、行いたい欲望がある。

健康な人であればダレでも普通に、知らず知らずのうちに満たしている欲望を、彼らは満たす事ができない。

学校すら、廊下のワックスやなんやらの物理的な障害、教師や他の生徒の無理解からなる心理的な障害によって、満足に通えない状態に陥る。