・少しばかり本で紹介されていた化学物質の事例を書くと、
・ボールペンなどのインク類。
新聞や本もインクのせいで読めない。
・市販のシャンプーやリンス、合成洗剤、漂白剤、整髪料、化粧品、香水など。自分自身が使えないばかりかこれらを使った人にも近寄れない。
・洗剤や農薬で育った野菜が置いてあるスーパー、本や接着剤を使った棚のある図書館、さまざまな薬品臭で充満している病院などに行く事ができない。友人や親戚といった普通の家にさえも行けない。
・添加物、農薬を使用した食物は食べれない。
・自動車に乗れない。(自動車には多量の化学物質が使用されているため。)自動車に乗った人の匂いにも耐えられない。
・交通量の多い道路は排気ガスのせいで歩けない。
・電車やバスなどの交通機関もまったく乗れない。
・掃除機、冷暖房器具は使えない。
・パソコンなどのコンピュータ類も使えない。
(原因は不明だが電磁波が影響している可能性があるとか。)
・水道水も塩素のせいで飲めない。
・新しい衣類や化学繊維の衣類はまったく着れない。
・美容院に行けない。(事情を話して準備万端で自宅に着てもらうしかない。)
…以上。
はっきりいって、これだけ制限されてしまうのは、不幸としかいいようがない。現代人らしい生活がまったくできない状態に陥ってしまう。
「どうやって生活すればいいんだ!」と本気で考えてしまう。そもそも、化学物質過敏症は先天的なものではなく後天的なもので、欠陥住宅に住みこんだりする事で、そこで多量に発生している化学物質を吸い込み、じょじょに症状を悪化させ、過敏症へと変化していく。