・ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議より
http://www.kokumin-kaigi.org/kokumin03_53_07.html
・福岡県農林水産部、JA、養蜂業者に
ヒアリング運営委員小椋 和子
11月22日、福岡県庁農林水産部において県農林水産部職員ならびにJA全農ふくれん、(社)日本養蜂はちみつ協会福岡県養蜂組合事務局長等の4名が同席し、国民会議のメンバーがヒアリングを行った。
福岡県の養蜂の現状
最初に畜産課から福岡県の養蜂の現状および全国の状況の説明があった。それによると平成18年以降の統計では全国のミツバチ飼養蜂群数は17万群、
飼養者数は5千名で若干増加傾向がある。
福岡県ではほう群数が7千群で、長野・熊本・和歌山につづき全国で第4位であり、飼養者数は140名である。
花粉交配用ミツバチの飼養状況をみると、平成21年度ではいちご等施設園芸用の需要が急増したために全国では前年比141.5%となり、全体の75%を占めるに至った。
福岡県では平成20年から増加傾向にあり、平成21年にはいちご用が2557群数に対してその他が1055群である。以上の説明では養蜂について現在各地で起きているハチの大量死の問題点は指摘されなかった。
福岡でもミツバチが大量死
ミツバチの大量死については農水省も問題を把握していて研究者の募集を行い、検討を始めている。
国民会議では、9月に訪れた北海道や今回博多パークホテルで開催した講演会で明らかになった点を質問した。各県の農水部では農薬によるミツバチへの影響を防ぐための注意が出されている。
このことは福岡県でも承知しているが、実際にはどの程度の申し合わせや規制が行われているかについては説明されなかった。
県の農水部では実態を把握していない
ように見受けられたが、養蜂組合の方からの発言で福岡県でのハチの大量死の状況が明らかにされた。