・低血圧は体質の問題。充分な栄養摂取で体力づくりと血行促進を。
①規則正しい食生活を
②ビタミンEをたっぷりと
③栄養と運動で体力づくり
④早寝早起きを心がけて
低血圧にはまず体力づくり血行促進の成分もたっぷりと
低血圧とは、血圧が異常に低く、充分な栄養や酸素を全身に送ることができない状態をいいます。
低血圧を改善するには、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素をしっかり補給し体力をつけ、血行をよくし、血圧を上昇させることが重要です。
立ちくらみなどの不快な症状を緩和するためにも、体力をつけることが一番です。
そのためにはまず、朝・昼・夕の3食をきちんととるようにします。
低血圧の人は朝が弱い傾向にありますが、早寝早起きを心がけ、必ず朝食をとるようにしましょう。
血行を促進する食事と運動・入浴で症状を改善
末端の血管まで血液が流れない原因としては、血液の流れが鈍い低血圧のほか、血液量が少ない動脈硬化などがあります。
アーモンドなどに含まれるビタミンEには、血管壁にこびりついた過酸化物質を分解し、血行を促進する作用があります。
主見目魚に含まれるDHAやEPAは、赤血球や血管をやわらかくして血液をサラサラにします。
ナイアシンやビタミンB1、フラボノイド、アリシンなども血行促進に効果的です。 適度な運動で筋力をつけ、血液の循環を改善したり、入浴で血行を促進したりするなど日常生活の見直しも大切です。
食材選びのポイント
良質のたんぱく質とビタミン、ミネラルを組み合わせたバランス食が基本。1日3食しっかりと
主食
パンやシリアル
玄米や胚芽米のごはん、小麦胚芽のパンやシリアル、ナイアシンが豊富なそばなど。
主菜
納豆や肉、青背魚
たんばく集が豊富な納豆などの大豆製品、卵、イワシやサバなどの青背魚やホタテ貝柱など。
副菜
野菜や海藻、きのこほうれん草やかぼちゃなどの緑黄色野菜、にんにくや玉ねぎなどの香味野菜、海藻やきのこなど。
その他
種実類、果物
ビタミンEが豊富なアーモンドなどの種実類やフラボノイドを含む緑茶、かんきつ頬など。
冷え性・肩こり
冷え性や肩こりの原因は血行不良。体を温める食事で血行促進を。
①主食・主菜・副菜のそろった食事を
②甘いもの、高脂肪のものは控える
③体を温める食品を
④体を冷やす食品は加熱して
血流をよくするビタミンEや鉄の不足に注意
冷え性や肩こりの主な原因は血行不良です。
血液の循環が悪く、手足の先まで血液が届かないために冷えが生じ、疲労物質が血液中にたまって肩こりを起こします。
血行促進にはバランスのとれた栄養摂取が必要です。
末梢の血管まで血液が流れるように、赤血球を変形させたり、血管を広げたりするビタミンE、全身に酸素を運ぶ鉄の摂取は特に重要です。
また、鉄分の吸収をサポートするビタミンCや、とうがらしに含まれ、発汗や血行を促進して体温を上げるカブサイシン、筋肉の疲労を分解するビタミン臨なども必要です。
食事、運動、入浴で体を温めるくふうを
冷え性や肩こりをやわらげるには、日ごろから体を温め、血行をよくすることが大切です。
食事面ではねぎやしょうがなどの食材をとり入れ、過度の糖分や脂肪、塩分を控えます。
糖分や脂肪は血糖や中性脂肪を増やし、塩分は体液の濃度を上げ、血行不良の原因となります。
とうがらし、にんにく、牛肉など体を温める食べ物は安心して食べられます。
夏が旬のきゅうり、なす、トマトなど体を冷やす食品は加熱調理するようにします。
生活面では、ストレッチやマッサージで筋肉のこりをほぐすことや、ぬるめのお風呂で体を温めることも効果的です。
食材選びのポイント
体を温め、血液の循環をよくする食材を積極的に。野菜はサラダよりも温野菜や煮物などにして
主食
もち米や胚芽米
体を温める作用のあるもち米や、ビタミン豊富な胚芽米のごはん、小麦胚芽のパンなど。
主菜
魚や肉、納豆など
血行の循環を促進するビタミンEが豊富なサケやサバ、サンマ、ウナギなどの毒背負、大豆製品。 副菜
香味野菜を
かぼちゃやほうれん草などのほか、体を温めるにんにくやしょうがなどの香味野菜、やまのいも。
その他
かんきっ類、種実
アーモンドやカシューナッツなどの種実類、皮の精油成分が体を温めるゆずなどのがんきつ頬。