体内の水分量を調節し、筋肉の働きをコントロールします。
カリウムはナトリウムと括抗した関係にあるのが特徴で、ナトリウムが増えるとカリウムが働いて排泄を促します。
日本人はナトリウムをとりすぎる傾向があり、カリウムの働きが重視されています。
カリウムは筋肉の伸縮にかかわっており、不足すると脱力感や手足のしびれなどを感じます。
夏パテの原因のひとつは、汗を大量にかいてカリウムが失われることにあるといわれています。
食品成分の特徴
多くの野菜や果実に含まれます
果物や野菜、大豆、海藻など、多くの食品に広く含まれますが、水に溶けて損失する量が多いという難点もあります。
高塩分だと失われやすい
塩分を大量に摂取すると、細胞内にあるカリウムが細胞外にあるナトリウムと入れ替わって、カリウムはそのまま尿で排粧されてしまい、不足しやすくなります。
消化吸収
煮物は煮汁ごと
調理こよって失われやすく、煮ると30%も損失します.、煮物なら煮汁こと食べるとよいでしょう。
利尿作用のあるものに注意
カリウムは尿で排泄されるので、利尿作用の強いお茶やコーヒーをとりすぎると不足しかねない。
体内のおける働き
働き
ナトリウムと対抗して、細胞内外の水分量を調節したり、血圧を安定させたりします。
また、筋肉の収縮運動を正常に保ちます。
欠乏症
普通の食事で欠乏することはほとんどありませんが、不足した場合は血圧が高くなりやすくなります。
筋肉にエネルギーが補給されず、筋力が低下したり、不整脈が起こりやすくなったりします。
とりすぎると
仮にとりすぎたとしても、尿で排泄されるので心配ありません。
ただし、腎機能が低下して排樵がうまくいかないと高カリウム血症(胃腸障害や不整脈などの症状がある)になることがあります。
多く含む食品
100g中 mg
干しひじき 4400
干しのり 3100
ピスタチオ 970
レーズン 740
アポガド 720
納豆 660
芽キャベツ 610
枝豆 590
ゆで大豆 570