排尿障害3 | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・ 排出障害 [編集]排出障害の有無と程度を評価するには尿流測定と残尿測定を行う。

尿流低下が認められる場合はpressure flow studyを行うことで膀胱収縮筋力の低下か膀胱出口部の閉塞かの推定を行うことができる。

膀胱収縮力の低下が認められた場合は蓄尿障害も評価する。

脊髄病変では排尿筋外括約筋協調不全が認められる。

外尿道括約筋の筋電図で神経原性変化が認められるときは仙髄Onuf核以下に病変があると考えられる。

この病変は多系統萎縮症では認められることがあるがパーキンソン病では認められず両者の鑑別に役に立つ。

排尿障害の各論事項 [編集] 神経因性膀胱 [編集]詳細は「神経因性膀胱」を参照(後に掲載します)

上位ニューロン障害である痙性神経因性膀胱と下位ニューロン障害である弛緩性神経因性膀胱に分かれる。

手圧腹圧排尿は尿が腎臓へ逆流し腎不全を誘発するおそれがあるため行わなくなりつつある。

よく用いられる治療としては間欠的導尿と薬物療法である。

薬物療法では痙性神経因性膀胱では抗コリン薬、弛緩性神経因性膀胱ではコリン作動薬が用いられることが多い。

治療の目標としてはバランス膀胱の確立であり、排尿間隔二時間以上、尿失禁がなく、残尿100ml以下、尿路感染症がない状態を目標とする。

神経因性膀胱では古典的なLapides分類というものも知られており、無抑制神経因性膀胱(脳の障害であり、子供のおもらしのように排尿抑制ができないもの)、反射性神経因性膀胱(上位脊髄伝導路障害で運動も感覚も障害される)、自律性膀胱(下位排尿中枢である仙髄の障害)、知覚麻痺性神経因性膀胱、運動麻痺性神経因性膀胱に分類されることもある。

尿失禁 [編集]詳細は「尿失禁」を参照(後に掲載します)

膀胱括約筋の障害で起こることが最も多い。

真性尿失禁、緊張性(腹圧性)尿失禁、溢流性(奇異性)尿失禁、切迫性尿失禁、反射性尿失禁などに分類されることがある。