排尿障害2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・ 排尿に関わる部位 [編集]

膀胱
膀胱平滑筋
膀胱上皮細胞
膀胱知覚神経
下部尿路神経
中枢排尿制御
仙髄二次求心性神経細胞-側索脊髄被蓋路-中脳中心灰白質-橋青班核複合体 青班核α排尿中枢
                   -視床-大脳皮質感覚野

黒質ドパミンニューロン-D1様受容体(排尿反射抑制)、D2様受容体(排尿反射亢進)
橋排尿中枢- GABA-A受容体-排尿反射の抑制
前頭前野、帯状回
排尿障害の原因診断 [編集]

蓄尿障害 [編集]

頻尿は多尿によっても起こるためまずは多尿の有無を評価する。

排尿チャートをつけ一日尿量が2lを超える場合は多尿と考える。

多尿があっても下部尿路の機能障害を合併することも少なくないため排尿機能検査が必要となる。

蓄尿障害では膀胱内圧測定を行う。

正常
蓄尿時に膀胱内圧が一定に保たれる。

排尿筋過活動
急激に内圧が上昇する。

排尿筋の不随意の収縮によるもので膀胱を支配する副交感神経の中枢性の障害を示唆する。

高齢者に多く潜在性の脳血管障害が原因と考えられている。

神経診断学の深部腱反射の亢進と原理は同じと考えられている。

低コンプライアンス膀胱
蓄尿時に徐々に内圧が上昇していく。馬尾疾患や仙髄病変でみられ、膀胱を支配する副交感神経の節前線維の病変で認められる。

アトニー膀胱
正常の範囲を超えて蓄尿でき、その間内圧が低下したままの状態。

膀胱を支配する副交感神経の節後線維の障害と考えられており、糖尿病性ニューロパチーなど末梢神経障害との合併が多い。