化学物質による二次被害を引き起こさないための緊急要望3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・ 化学物質による二次被害を引き起こさないための緊急要望
その2 安易な焼却処理と建設廃木材の再利用を止めてください。

                           2011年5月16日

  厚生労働大臣    細井律夫 様
  経済産業大臣    海江田万里様
  農林水産大臣    鹿野道彦 様
  環境大臣      松本 龍 様
  内閣府特命担当大臣 松本 龍 様
  内閣府特命担当大臣 蓮 舫   様
  国土交通大臣    大畠章宏 様

東日本大震災後の3月22日、私たちは「化学物質による二次被害を引き起こさないための緊急要望」を行いました。
すでに、環境省では、アスベストの調査を実施され、重金属やPCB、ダイオキシン類、その他有害物質の調査も実施されるとのことですが、新聞などに、災害地域での野焼き写真が掲載されていることは、私たちが憂慮した事態がおこっていることを示しています。

特に、建設廃棄物に含まれる塩ビ製品の焼却により、ダイオキシン類が生成しているのではないかと危惧しております。

また、今後、廃木材のリサイクル利用として、震災による建設廃木材の燃料利用やチップ化し建設資材とする案が検討されているとの報道もみられます。

そこで、緊急要望の第二弾として以下のことをお願いします。

1、前回の要望でお願いした保管農薬、埋設有機塩素系農薬や2,4,5-Tの現状はどうなっているでしょうか、農水省や林野庁はお調べになっているのでしょうか。

結果をお知らせ下さい。

2,がれきに含まれている塩化ビニル(塩ビ)製床材、壁紙、電線、上下水道配管等の塩ビなどは、熱分解して塩化水素が発生し、ダイオキシン源となります。

これらは絶対に野焼きしないでください。

3、建設廃木材は、シロアリ防除剤や木材保存剤で処理されたものが多くあります。

いままで使用されてきた処理剤には、重金属であるクロム、砒素、銅、有機塩素系のディルドリン、クロルデン、PCP、有機リン系のクロルピリホス、PAH含有のクレオソート油などの有害物質を含むものがあります。
これらで処理された震災廃木材を安易に再利用することは危険です。

また、再利用の際の加熱処理により新たなダイオキシン類を発生する恐れがあります。
再利用に際して、有害物質を含んでいないことを確認するようお願いします。

取りまとめ団体
反農薬東京グループ 代表:辻 万千子
      〒202-0021東京都西東京市東伏見2-2-28-B
       電話/ファックス:042-463-3027
       E-mail:mtsuji@jcom.home.ne.jp


賛同団体
愛媛環境ネットワーク/市民自治井戸端会議/アレルギーひまわり
の会/蒼い空の会/千葉CSの子供を守る会/ NPO法人はとやま環境
フォーラム/ふぇみん婦人民主クラブ/化学物質問題を考える会/
化学物質による患者の会千葉/岩国みどりの会/農薬被害者シオン
の会/こどもの生命を守る会/ダイオキシン・環境ホルモン対策
国民会議/日消連関西グループ/食政策センタービジョン21/サ
スティナブル21/所沢生活村/化学物質問題市民研究会/オーガ
ニックな暮らしをめざすネットワーク/NPO法人日本有機農
業研究会
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作成:2011-03-18、更新:2011-05-16


runより:通常の野焼きではここまで毒素は出ないのですが、配線などが混じるとホスゲン、ダイオキシン等も発生します。

また、この情報は古いですが徐々に新しい物を掲載していきます。