・以下に要望事項をまとめます。
記
1、アレルギー疾患を有する人や化学物質過敏症患者への食品や必要な物資について、被災者から申し出があれば、届けられる体制をとっていただきたい。
2、震災廃材等の処理について
(1)震災家屋廃材等の野焼きを禁止されたい。
(2)周辺自治体及び国による全面的な技術的、経済的援助・協力をはかる。
3、殺虫剤、殺鼠剤や消毒剤等の使用については、以下の事項を配慮願いたい。
(1)消毒剤としてクレゾール石けん液は使用しない。
(2)浸水時の消毒は水洗い、乾燥や熱湯・日光消毒を基本とする。
(3)防疫用殺虫剤・殺そ剤は感染症やそれを媒介するねずみ族及び昆虫の発生状況を見極め、安易に使用しない。
(4)極度の汚染など、やむを得ず、薬剤を使用・配布するときは使用方法、使用上の注意を遵守し、蒸気圧の高い薬剤の使用・配布をしない
(5)やむを得ず、薬剤を使用するときは、周辺住民への周知を徹底し、薬剤の影響を受け易い人に対しては、避難措置等を講ずる。
4、農薬等有害物の漏洩については、震災地域の農薬メーカー、農薬販売者(特に、農協などの多量販売業者)、農薬使用者の有する農薬について、保管・流失・回収状況等を調査し、報告されたい。
5、有害廃棄物については、以下の個所を点検しその結果を報告されたい。
(1)農薬工場の廃棄物処理施設及び最終処分場
(2)POPs系農薬の埋設個所
(3)2,4,5-T系農薬の埋設個所
(4)廃PCB含有製品の管理保管場所
参考 農薬埋設個所と数量
2,4,5-T系粒剤 kg POPs系農薬 トン
青森県 中泊町 1220 岩手県 75.300
岩手県 久慈市 200 宮城県 小牛田町 182.135
岩手県 野田村 440 秋田県 111.000
岩手県 雫石町 3940 山形県 154.672
岩手県 岩泉町 1095 福島県 矢吹町 191.000
岩手県 川井村 375 茨城県 水戸市 65.900
岩手県 西和賀町 20 千葉県 6.000
福島県 会津坂下町 455
群馬県 吾妻町 1080
群馬県 昭和村 45
6、関係省庁や地方自治体により、被災地域の環境調査を実施しその結果を公表されたい。
取りまとめ団体
反農薬東京グループ 代表:辻 万千子
〒202-0021東京都西東京市東伏見2-2-28-B
電話/ファックス:042-463-3027
E-mail:mtsuji@jcom.home.ne.jp
賛同団体(3月22日現在 32団体 順不同)
日本消費者連盟関西グループ、シックハウス連絡会、サスティナブル21、
エコアクション虔十の会、子どもの未来と環境を守る会名古屋、まどか文庫、日本有機農業研究会、NPO法人緑の学校、化学物質問題市民研究会、
島根くらしといのちのネットワーク、農薬空中散布に反対する市民の会、市民自治井戸端会議、愛媛環境ネットワーク、ふぇみん婦人民主クラブ、農薬被害者シオンの会、千葉CSの子どもを守る会、化学物質患者会ちば、
シグナルキャッチ、オーガニックな暮らしをめざすネットワーク、所沢生活村、アレルギーを持つ人のひまわりの会、どんぐりの会、化学物質問題を考える会、NPO法人はとやま環境フォーラム、蒼い空の会、生きもの共生農業を進める会、こどもの生命を守る会、NPO安全な食べものネットワークオルター、クランボンの会、NPO法人ワーカーズコープエコテック、岩手県有機農業研究会、
食の安全・監視市民委員会