タイルカーペットから発生する化学物質4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・イ.指針値との比較
小形チャンバー法による測定結果から、6畳の部屋(高さ2.7m)にタイルカーペットを敷きつめ、部屋の喚起回数が1時間に0.5 回の場合を想定し、それぞれの化学物質の室内濃度を推定した(資料3)。
推定した結果は表3のとおりであり、厚生労働省の定めた室内濃度指針値を超えるものはなかった。

表3 室内濃度(推定)
室内濃度(μg/m3)
経過日数     1日  3日  7日  14日  28日  指針値
トルエン     15.4   6.6    1.1    0.7    0.7    260
キシレン      9.9  5.0    1.9    0.5  <0.4    870
エチルベンゼン  5.9  2.8    0.9  <0.4   <0.4   3800
ホルムアルデヒド<3.7  4.9  <3.7  <3.7   <3.7    100
アセトアルデヒド<3.7 <3.7   <3.7  <3.7   <3.7    48

6.表示
購入品の表示内容を別表に示した。
購入した14銘柄のうち、材質表示がされているのは8銘柄、「臭いが強い場合は、風通しの良いところで2、3日置いてからご使用ください」等の臭気の注意表示がされているのは4銘柄と臭気については表示のないものが多かった。
7.結果に基づく措置
消費者、区市町村の消費者行政担当及び関係機関にテスト結果を情報提供する。
8.消費者へのアドバイス
トルエン等の揮発量は、タイルカーペットを敷いた後、1週間くらいで急速に減少しました。
タイルカーペットを敷いてからしばらくの間は換気をして新鮮な空気を取り入れましょう。