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2)関係省庁の主な取組み
①厚生労働省
・室内空気中の化学物質による健康影響等に関する研究
疫学調査による実態の把握及び原因究明、健康影響の診断治療法等に関する研究を実施。
・建材等から放散される化学物質の室内濃度指針値等の策定
これまでにホルムアルデヒド等13 物質の室内濃度指針値とTVOC(総揮発性有機化合物)の暫定目標値のほか、「室内空気中化学物質の測定マニュアル」及び「室内空気中化学物質についての相談マニュアル作成の手引き」を策定。
②国土交通省
・建築基準法の改正によるシックハウス対策のための規制の導入
シックハウス対策に係る建築基準法の改正(平成14 年7 月12 日公布、平成15 年7月1 日施行)、同施行令の改正(平成14 年12 月26 日公布、平成15 年7 月1 日施行)及び関連する建築材料や換気設備についての告示の制定(平成15 年7 月1 日施行)。
③農林水産省
・シックハウス対策に対応した日本農林規格(JAS)の制定・改正
ホルムアルデヒド放散量に関する上位基準を設け、格付製品への表示を義務化し、表示記号を改正する等を内容とする合板外7規格の制定及び改正の告示を平成15 年2 月27 日付けで公示。
④経済産業省
・シックハウス対策のための環境JIS の制定・改正
平成15年1月20日付けでJIS A1901(建築材料の揮発性有機化合物(VOC)、ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放散測定法小形チャンバー法)を制定公示し、更に、平成15 年3 月20 日付けで、建築内装材、塗料、接着剤、断熱材など45の建材関連のJISについて、制定・改正を公示。
⑤文部科学省
・「学校環境衛生の基準」の改訂
平成 14 年2 月に、学校環境を衛生的に維持するためのガイドラインとして示している「学校環境衛生の基準」(文部省体育局長裁定)の改訂を実施し、ホルムアルデヒド、及び揮発性有機化合物の検査や判定基準等について規定。