地熱発電 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・wikipediaより

地熱発電(ちねつはつでん、じねつはつでん、Geothermal power)とは、地熱(主に火山活動による)を用いて行う発電のことである。

再生可能エネルギーの一種であり、ウランや石油等の枯渇性エネルギーの価格高騰や地球温暖化への対策手法としても利用拡大が図られつつある
概要 [編集]
アイスランド・レイキャビク近郊に立地する同国最大の地熱発電所、Nesjavellir発電所地熱によって生成された天然の水蒸気をボーリングによって取り出し(最初から蒸気の場合と、高温・高圧の熱水を減圧沸騰させて蒸気を得る場合がある)、その蒸気により蒸気タービンを回して機械的エネルギーに変換し、発電機を駆動して電気を得る[1]。

地熱発電は探査・開発に比較的長期間を要し、探査した結果地熱利用がかなわない場合もあり、火山性の自然災害に遭遇しやすいリスクもある。

しかし燃料を必要とせず、環境に優しく、燃料の枯渇や高騰の心配が無い点で、すぐれたエネルギー源とされる。

また再生可能エネルギー(自然エネルギー)の中でも、需要に応じて安定した発電量を得られる地熱発電はベースロード電源として利用が可能である点において、出力が不随意に変動する太陽光発電や風力発電とは異なった長所を有する。

地球全体でみた資源量も大きく(再生可能エネルギー#資源量を参照)、特に日本のような火山国においては大きなポテンシャルを有すると言われる[2][3]。近年の枯渇性燃料の高騰によってコスト的にも競争力が増し、見直されつつある(下記)。

方式 [編集]現在利用されている地熱発電では、主にドライスチーム、フラッシュサイクル、バイナリーサイクルの3つの方式が用いられている[4][5][6]。

この他、熱水・蒸気資源が無くても発電できる高温岩体発電や、温泉水を利用する温泉水温度差発電等がある。

ドライスチーム [編集]蒸気発電を行う場合、蒸気井から得られた蒸気が殆ど熱水を含まなければ、簡単な湿分除去を行うのみで蒸気タービンに送って発電することが可能であり、これをドライスチーム(dry steam)式と呼ぶ[5]。

日本での実施例に松川地熱発電所や八丈島発電所などがある。

フラッシュサイクル [編集]得られた蒸気に多くの熱水が含まれている場合、蒸気タービンに送る前に汽水分離器で蒸気のみを取り分ける必要がある。

これをシングルフラッシュサイクルという[7]。

日本の地熱発電所では主流の方式である[4]。

蒸気を分離した後の熱水を減圧すれば、更に蒸気が得られる。

この蒸気をタービンに投入すれば、設備は複雑となるが、出力の向上及び地熱エネルギーの有効利用が可能となる。これをダブルフラッシュサイクルという[4]。

日本では八丁原発電所及び森発電所で採用されている。

更に、ダブルフラッシュサイクルで蒸気を取り出した後の熱水を更に減圧して蒸気を取り出すトリプルフラッシュサイクルも存在する。

ダブルフラッシュサイクルよりも設備は更に複雑となるが、出力の向上に伴うメリットは小さく、ニュージーランドなどに少数の例があるのみである。