砂糖が食べられない化学物質過敏症患者さんが結構います。
何故砂糖が食べられなくなるのか調べてみました。
まず白糖はショ糖といい炭水化物です。
炭水化物は分子式が CmH2nOnとなるのですが実はホルムアルデヒドも同じ分子式なのです。
ですがホルムアルデヒドは炭水化物として扱われていません。
砂糖の主成分のスクロースは、グルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)が結合した糖であり、二糖類の一種であります。
グルコースはアルデヒド基を持っているため体内でアルデヒドが生成されてしまいます。
以下wikipediaより
・有害性 [編集]多くの生物にとって有害で、アルデヒド基がタンパク質の側鎖のアミノ基と反応を起こし、さらには架橋反応に進むため、これを凝固させる作用を持つ。
それを利用したものに生物学研究におけるホルマリン固定やグルタールアルデヒド固定があるし、ブドウ糖のようなアルドースが、糖尿病において次第に血管のコラーゲンやエラスチン、水晶体のクリスタリンなどといった高寿命タンパク質を蝕み、こうしたタンパク質を多く含む器官に損傷を与えるのも、同じ原理による。
また、アルデヒドの一種であるアセトアルデヒドはエタノールがアルコールデヒドロゲナーゼの触媒作用によって生成し、アルデヒドデヒドロゲナーゼの働きで酢酸となる。
弱い型のアルデヒドデヒドロゲナーゼを持つ人はアセトアルデヒドの中毒(=二日酔い)になりやすい。
低級アルデヒドは強い刺激臭をもつ。
また、アルデヒドは全体的に辛味を有し、特に芳香族アルデヒドは一部のスパイスの辛味成分ともなっている
以上ですが体内でアルデヒドに変質するのでアセトアルデヒドに反応してしまい食べられなくなるのです。
炭水化物はお酒を作れる物は体内でエタノール化してアセトアルデヒドに変化しますが、砂糖ほどの量ではないのですね。
黒糖も同じなのですが砂糖よりはマシな程度で結局食べられなくなります。
砂糖がダメなら果糖が一番かと思います。