講演の内容2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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シックハウス症候群の恐ろしいところは化学物質過敏症に移行する事です。

シックハウス症候群自体は適切な対処をすればケロッと治りますが化学物質過敏症予備軍と呼ばれる状態まで行ってしまうと天地の差があります。

(そもそも私個人は予備軍という言葉は必要が無いと思いますが・・・)

化学物質過敏症になると治りにくいのです。

治らないとは言いませんが「治る」と言う専門医はいません。

その為私は不治の病とよく言います。

治ったという定義が無いんですね。

治ったのか潜んでいるのか区別のしようが無いんです。

なので「治る」と言う医者はいません。


化学物質過敏症は自律神経の疾患と言われてきましたが、それでは説明のつかない症状が起こり、免疫、内分泌物も関与しているというのが現在の見解です。

関節炎、筋膜炎、喘息などは免疫に異常が起こったからと考えられます。

また、月経不順などは内分泌物の影響と考えられます。

また、反応する物質を口にしても何も起こらない事があり、アレルギーではなく自律神経の命令異常というのもあり、余計に複雑なメカニズムとなっています。

化学物質過敏症とシックハウス症候群の違いは場所に関係なく多種類の物質に反応を起こすのが特徴で、シックハウス症候群から移行した目安にもなります。

臭気過敏を起こすのも特徴で、何でも臭いと感じてしまうのですが実際には発症原因物質は嫌悪感に比べて少ないのです。

発症原因物質は引き金という意味で「トリガー」と言いますが、化学物質過敏症と闘うにはトリガーを知る事が重要になります。

しかし実際にはかなり難しい事でして、臭い物の中から症状に繋がった物を見つけなくてはいけません。

しかも即時型とタイムラグ型というのがありまして、臭いと思ってすぐに発症する人と2時間後に発症する人がいます。

私はタイムラグ型ですが非常に具合が悪い時は即時で症状が出る時もありトリガー探しはかなり複雑になっています。