・記
Ⅰ対策マニュアルの作成及び配布について
1.対策マニュアルは、厚生労働科学研究費補助金事業において一研究班により作成されたものですが、送付状には「有益なものと考えられますので、関係各位に送付いたします」、「今後のシックハウス対策の推進に御活用いただけますようお願いします」とあります。
対策マニュアルの内容は国の見解であると考えていいのですか。
2.この対策マニュアルには添付で示すように問題点が多く、化学物質過敏症に関して偏った見解が示されていると考えます。
国がこのように利用を推奨する形で自治体に配布するのは不適切ではないかと考えますが、いかがですか。
3.こうしたマニュアルの作成・配布にあたっても貴重な税金が使用されます。対策マニュアルは、研究班により作成され厚労省に配布を依頼されたものですか、それとも原本より厚労省で新たに予算を組んで製本されたものですか、お答えください。
この対策マニュアルを作成した研究班の厚生労働科学研究費補助金事業費、及び、対策マニュアルの製本・配布等に新たに出費されたのであればその金額を、それぞれお示しください。
4.厚生労働科学研究費補助金事業では、どのような基準で研究班の選定をしているのかお示しください。
また、今回の研究班は公衆衛生等が専門の研究医が中心で臨床が少ないと聞いていますが、研究班の選定は適切であったかどうか、どのようにお考えでしょうか。
5.今後は、このように非科学的で偏った内容のマニュアル等が検証もされずに作成・配布されるようなことがないようにしていただきたいと考えます。
このようなマニュアルを配布する時には、ステークホルダーによる適切な討議を経て、パブリックコメント手続きを経るのが当然であると考えますが、いかがですか。