今後の化学物質環境対策の在り方について(諮問6 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・2-3 アセタミプリドの基準値案で削除が提案されております、クランベリー、マルメロ、えんどう、そらまめにつきましては、米国からの輸入があるため、残留基準値を維持して頂きますよう要望致します。

米国でこれらの作物の基準値を支持する作物残留試験成績(いちご、りんご・なし、豆類)を提出する用意がありますのでご検討下さい。
2-4 下記の理由により再検討をお願い申し上げます。
前回のパブリックコメント※1)にあるように、現行の規制下で健康被害が起き
ております。
増加の一途をたどり、社会問題となっているシックハウスや過敏な患者は、
食べるものもなくなり困窮しているのです。

今回の改定は大変残念な結果です。
今回提示された数値では、現行とあまり変わらないため、今後さらなる被害
の拡大を防ぎえないと大変憂慮しております。
メーカー資料、「アセタミプリド(モスピラン)の毒性学的安全性」の生体の
機能に及ぼす影響の一般薬理試験の結果と、患者のアセタミプリドによる長期微量/反復摂取による症状は酷似しています。
アセタミプリドの一般薬理試験(農薬時代第173号 P35)
・自律神経系に対する作用: 血圧降下、散瞳及び胃腸管運動抑制等
・骨格筋に対する作用:筋弛緩作用
・中枢神経に対する作用:振戦及び自発運動量減少
・その他の作用:抗利尿作用
・これらの作用は、主として神経系、特に自律神経節及び神経筋接合部による遮断作用と考えられる。
また、メーカー資料、マツグリーン液材2によれば、アセタミプリドは蒸気圧
が低く、散布した作物から大気への移行は少なく、土壌中や河川水中では微生物などによって速やかに分解されるため、土壌・水系汚染の可能性が少ない薬剤と説明されています。
しかし、国立機関(高等専門学校)の研究報告によれば、産地では連作障害
防止のために徹底した土壌消毒を行っており、土壌生態系は破壊され、残留農薬の自然水域への流出や農作業者の健康被害も懸念されています※2)。
微生物の少ない環境は自然界で多く存在し、そういった場所の汚染が懸念さ
れます。
〈例〉
・殺菌剤を使用している畑から地下水を通る。
・その成分だけでは蒸気圧が低いが、水に溶け水と共に蒸発し雨になり関係のない場所に落ちる。
・雨水に溶け込んだ成分が、そのまま河川に入り飲料水の取水口に届く。
実際に、土壌汚染や水系汚染の拡散の結果と考えられる、ミネラルウオータ
ーや農薬不使用の土地の作物で、ここ半年の間に、アセタミプリドと思われる
症状を訴え、食べられなくなった人の体験が多く寄せられています。
前回の6通のパブリックコメント※1)を含め、実際に健康被害が起きているこ
とを重視した再検討を強く望みます。
注 ※1):食品安全委員会でのパブリックコメント(意見提出者に問合せ)
※2):消毒剤等の使用によって、土壌の活性が落ち、菌による分解もされにく
くなっているとする御意見。
3 〔WTO 通報に対するコメント〕
厚生労働省がクランベリーにおける現在のアセタミプリドの基準値5ppm の
MRL を削除しようとしているが、米国では、残留実態を踏まえて、0.6ppm の
基準値が設定されています。

再考して下さい。(原文英語のため要約)



runより:ここまで分かっているなら早く実現して下さいと思います。

ネオニコチノイドの脅威は調べる程恐ろしくなってきます。