・化学物質過敏症-データベース- より
化学物質過敏症の方の医薬品使用上の問題点に関するアンケート
結果概要
http://pidbgtsv.ps.noda.tus.ac.jp/ank_resultsME/ank_top.htm
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【序】
生活環境における極微量の化学物質との接触により、多臓器にわたる様々な症状を発生する、いわゆる化学物質過敏症やシックハウス症候群が社会問題になってきている。
これらの発症患者は原因物質あるいは反応物質を避けるため非常に不便な生活を強いられており、別の疾患の処方薬を使用する上でも多くの問題を抱えているものと推測されるが、その実態については明らかにされていない。
そこで、化学物質過敏症の方が反応する生活環境中の化学物質はどのようなものか、また医薬品を使用する上でどのような問題を抱えているのかを把握する目的で、アンケート調査を実施した。
以下はアンケート調査の結果について、化学物質過敏症の方が反応する生活環境中化学物質と医薬品使用上の問題点に絞って、その概要をまとめたものである。
【方法】
化学物質過敏症ネットワーク、子供の環境と健康を守る会及び杉並病を考える会の協力を得て、各々の会員(計515名)に対して2000年9月にアンケート用紙を発送し、12月末までに267名からの回答を得た(回収率51.8%)。
回答のあった医薬品について、CD-ROM版日本医薬品集(薬業時報社)等により、医薬品名、成分等の確認を行った。
<アンケートの発送対象>
化学物質過敏症ネットワークの入会者 430人
子供の環境と健康を守る会(北海道江別市)の入会者 70人
杉並病を考える会の入会者 15人
計 515人
アンケートの質問概要は表1の通りである。
表1 アンケートの質問概要1
回答者の年齢、性別、職業
2
家族内の化学物質過敏症発症者の有無
3
化学物質過敏症だと判断している根拠
4
発症前の健康状態、生活環境
5
発症経緯(発症時期、発症契機、原因物質)
6
生活環境中の反応物質、反応時の症状、強弱
7
医薬品の使用状況
8
使用可能な医薬品、不可能な医薬品
9
医薬品使用に関して知っておきたい情報
10
医薬品使用に関して困っていること、医師、薬剤師への要望
アンケートの全文 (PDFファイルですので、Acrobat Readerが必要です)
runより:次記事よりアンケートを掲載しますがアンケート自体に意味は無いです。しかし、自分の状態を客観的に見る事ができるので冷静に自分を判断できます。
医師に提出するのもいいと思います。