アトピー性皮膚疾患の原因とみられるダイオキシン類について4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・4、アトピー性皮膚疾患の治療対策
 以上の調査結果からダイオキシン類がADの原因であるとみる私の見識からは、次のようなAD対策が提起される。
①ダイオキシン類の暴露蓄積を避ける。またできるだけ体外排除すること。
 1、ダイオキシン類の追加蓄積を絶対に避けること。
 見方によっては食品からの汚染よりもひどいとみられる木綿布団のわたからの汚染を絶対に避けることが最も肝心であると思われる。

木綿わたはほこりとなり就寝中も呼吸器、皮膚、消化管をとおして人体汚染がある。木綿わたを使用するときは、無農薬で栽培されたオーガニックコットンを使用するのが無難である。

次に同じように、畜産物の飼料で、その栽培に2,4-D等のダイオキシン類の含有の懸念がある農薬が使用された場合のものは避けることが肝心である。

外国産トウモロコシや大豆かすが使われているものはダイオキシン類の含有が多いとみられる。

卵では、卵自体の蛋白質や脂質が悪いのではなく、また全部の卵が悪いのではなく、汚染された飼料で飼養されたものに限って悪いのであるとみられる。従って、卵を半分だけ食べさすとか、食べる量を徐々に増やすとかいう療法は良くないのであり、汚染がない卵を選んで食べることが必要である。

酪農においても古畳わらを飼料として使用した場合には昔のダイオキシンの含有が多かった影響で、牛乳の抗汚染がおこることが考えられADの発症との関連が懸念される。

そういうことを知りながら、できるだけ布団や食品の選択をすることが肝心だと思われる。
 2、ダイオキシンの体外排泄につとめること
 方法は、断食により脂肪を結合している汚染物を積極的に体外排出すること。小松菜やノリなどの葉緑素を多く含む食品をできるだけ摂取することで排泄する方法もあげられる。
②免疫力の向上をはかること
 食事で緑黄色野菜をはじめ果物なども含めて様々なものをまんべんなく摂食すること。

適度な運動を行うこと。適度な休養をとること、など。

参考文献
・FAO and WHO報告書(1970年版. 1979年版)
・西岡清「アトピーは治る(誤解だらけの環境病)1997年 講談社ブルーバックス
・ 阿南貞雄「アトピー性皮膚炎の症状・診断・治療」 モダンメディシン39-43
・環境省、厚生労働省、農林水産省資料