・施設・設備 該当物質 対応
廊 下 ワックス 使用する製品、回数を検討(休業中に2回程度)
掃除用モップ 薬品を使用せず現行通り実施
教 室 ワックス 廊下のワックスに同じ
チョーク 白チョークは対応製品
ホワイトボードマーカー 業者に問合中
運動場 石灰 消石灰から炭酸カルシウムに変更済み
校庭等 樹木防虫消毒 害虫を発見したら速やかに枝を切る。大量発生まで進んだ場合は、保護者に連絡の上薬剤噴霧
このような対応表を、理科室、音楽室、美術室、技術室、保健室、トイレ、教材等、学校生活のあらゆる場面での化学物質を想定し、対応を決めていきます。
学校や地域により異なると思いますので,その地域用のリストを作られたら良いと思います。」ということでした。
これを機会に、教育委員会、学校、PTAが話し合ってこのようなチェックリストを作成することを提案します。本日お集まりの皆様もぜひご協力ください。
北海道のアドバイザーの方からは、次のようなご意見をいただきました。
「・日常的なワックス、授業用品、化粧品、スプレー剤等生徒の持ち込み、教師の喫煙、化粧品等、新品の教科書等が影響します。タバコはもちろんですが、女性教師の化粧品・香水・整髪料等も人によってはかなり辛いと聞きます。版画の板に薬剤処理されていたケースもあったそうです。
・換気設備の無い場合または、機械換気が付いているが有効な換気がとれてない場合の対策は、教師の窓開け習慣の徹底です。特に、パソコン教室は、ホルムアルデヒド、VOC(揮発性有機化合物)濃度が高いので、有効な換気扇の取り付けが必要です。
有害建材等がわかった場合にはリフォームが必要です。
・これから新設する学校の場合には、有効な換気システムの設置、ホルムアルデヒド、VOC対策を行った建築が予防になります。また、家具、備品にも配慮する必要があります。」などのアドバイスをいただきました。
化学物質問題市民研究会からは、次のようなご意見をいただきました。
「シックスクール症候群とはどんなものか知らない先生がほとんどかかもしれませんので、具体的な事例を話してあげると理解しやすいかもしれません。CS支援センターで出している症例集や、週刊金曜日の348号(01年1月26日号)が役立つかもしれません。
それから、先生方にぜひお話してほしいのは、タバコの問題です。子どもたちは喫煙に悩まされています。ぜひ学校は禁煙にとお話ください。
また、文部省で出している通達や衛生基準などの公的な対応についても教えてあげてください。」とのことでした。