化学物質過敏症、アメリカの例8 | 化学物質過敏症 runのブログ

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化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・建物の新築や改築に関する問題

建物の改築、塗装、殺虫剤散布、フロアのワックスがけ、カーペットのクリーニングなどについて、掲示、印刷物、電子メール、社員名簿などを利用して、事前に知らせておく。

通知を希望する人のために、任意登録の名簿を作成しておいてもよい。

この場合、化学物質過敏症の人に対して、別の事務所を用意する、建物内の別のフロアもしくは別の建物で勤務する、自宅で勤務するなど、勤務場所を変更することを認める。

建材、家具、消耗品などに、毒性のないものを利用する。

毒性のないカーペットを利用するか、タイルや綿の敷物など、床に敷くものを変更する。 新しいカーペットから出るガスを抑える製品も利用可能。

溶剤、下塗料、塗料、潤滑油などの工業製品を扱う場合、化学物質複合刺激反応や環境病などを引き起こさない製品への変更が可能かどうか検討する。

労働者の曝露量を減らすため、可能であれば、清掃、保守、改築などの作業は、建物を利用する人がいない時間に行う。

クリーニングの問題

建物の改築、塗装、殺虫剤散布、フロアのワックスがけ、カーペットのクリーニングなどについて、掲示、印刷物、電子メール、社員名簿などを利用して、事前に知らせておく。

通知を希望する人のために、任意登録の名簿を作成しておいてもよい。

カーペットのクリーニングやフロアのワックスがけなどに、毒性がなく香料を使用していないものを利用する。

毒性がなく香料を使用していないクリーニング溶剤を使用する。労働者の曝露量を減らすため、可能であれば、清掃、保守、改築などの作業は、建物を利用する人がいない時間に行う。


殺虫剤の問題

毒性のある殺虫剤の利用をやめ、別の害虫駆除方法を用いる。 害虫駆除に関する詳細はNational Pesticide Telecommunications Network*やNational Coalition Against the Misuse of Pesticides*などに問い合わせてください。

化学合成された芝生の手入れ剤の利用を止める。

喫煙の問題

建物内での喫煙が問題になる場合、禁煙の場所を設ける。

これが不可能な場合、喫煙場所を定める。 過敏症患者が容易に煙を避けられる適切な場所であれば、建物の中であっても屋外であってもよい。

喫煙場所として、共同で利用する通路、建物のエントランス部分、ロビー、食堂などは適さない。

建物の中に喫煙場所を設ける場合、窓を開けるなどして良好な通気を確保し、煙が建物内に広がらないようにする。

喫煙場所もしくは建物全体に空気清浄機を設置する。 煙の出にくい灰皿を利用する。

座席での喫煙を許す場合は、十分離れた場所に、喫煙可能な区域と禁煙の区域を設定する。
禁煙の会議室を作り、その部屋は完全に禁煙にする。

これが不可能な場合、オンライン会議、テレビ会議、電話会議など、会議の方法の変更を検討する。
喫煙をする労働者には、コミュニケーション方法の変更を許可する。

会議室内に、空気清浄機と十分な換気を備えた、禁煙区域を設ける。電話、電子メール、ファックス、書面、喫煙をしない伝言係などを利用したコミュニケーションを認める。