・電磁波被曝とCSの複合汚染
しかし、化学物質が微量でも電磁波との複合汚染で発症する例も多く報告されています。
シックスクール問題は、化学物質だけでなく、電磁波も含めた総合的危険物質調査が求められています。
複合汚染の症例として次のような事例が報告されています。
体のあちこちがチクチクと電気鍼にさされたように痛い。
ゲームやコンピュータの長時間使用で、めまいや集中力欠如、目の乾き、涙、肩こり、頭痛、風邪をひいたような症状が出る。発熱、発汗、吐き気、しびれ、不眠、情緒不安定、視力減退などの症状が出る。
不快感、頭痛、動機、めまい、喘息などがCD・レコード・電気店・家具店・雑貨店等で起こる。
本、新聞、雑誌、チラシ、コピーした用紙等を見るとチクチクした痛みや不快感、皮膚炎、喘息、動悸、頭痛、めまいなどの症状が出る。
台所の調理時(電磁調理器、電子レンジ)に、チクチクした痛みや下痢、発汗、発熱、動悸、めまい、吐き気、情緒不安定等の症状が出る。
・東京タワーや高圧送電線の危険性
高圧送電線の危険性は、前述した国立環境研の報告にも見られるように日本においても証明されました。
WHO(世界保健機関)は、高圧送電線からの電磁波は「発ガンの可能性がある」として、2001年10月、各国政府や電力業界に予防対策を取るように伝えました。
しかし、日本はこれまで「電磁波とガンとの因果関係に科学的根拠なし」(総務省電波環境課)として、対策は必要ないとの姿勢をとってきたのです。
しかし、アメリカではすでに「ラピッドプログラム」(1999.6.)によって「電磁場は発ガンの可能性あり」と結論付けています。そして「全米ガン研究所」は、ファミコン、ヘアードライヤー、テレビなどによって白血病の危険性が増大することを表明しています。
また、ヨーロッパ各国でも「予防原則政策」の立場に立ち、スウェーデンに見られるような「慎重な回避政策」によって対応を進めています。
また、高圧送電線だけでなく、東京タワーなどの電波塔や携帯電話の中継基地なども危険であると指摘されています。