・電磁波の危険性
電磁波の危険性が指摘されていますが、学校での電磁波の実態調査は全くと言っていいほど行われていません。
パソコン、変電室、電気製品、高圧鉄塔、電車、工業などの専門学科で使用されている機械類からの電磁波の実態把握はもちろん、生徒のほとんどが使用している携帯電話の電磁波や、学校周辺のトランスや、中継塔からの電磁波などの実態把握も行われていません。
携帯電話は、高周波の電磁波による脳への影響の危険性が指摘され、イギリスでは16歳以下の子どもは携帯電話の使用を控えるようにとの勧告を行っています。(2000年)高圧鉄塔の影響も危険です。
アメリカやヨーロッパでは、高圧鉄塔周辺での小学校や、幼稚園の建設が制限されています。
もちろん、日本とは電圧や、移送方法に違いはありますが、日本でも高圧線の下では植物の生育が悪いなどの影響は見られます。
高圧線が入り組んでいる地域では、蛍光管を掲げるだけで発光してしまうなど、高圧線からは非常に強い電磁波が出ているにもかかわらず、日本では、校庭を高圧線が横切っていたり、敷地内に高圧鉄塔が建っている例さえも見受けられます。
「情報」の必修化を控え、パソコン室の使用頻度は増していくことでしょう。パソコンは、どのように並べられているでしょう。
平行方式で並べるとディスプレイからでる電磁波が前の生徒の後頭部を電磁波が直撃します。
パソコンの場合、電磁波は前方よりも後方により強く出るとの指摘もあり、考え直さなければならないでしょう。
ある高校では、教室中央部を大きく開けて、パソコンを外側に向けたといいます。
また、校舎内に設置された変電施設は安全でしょうか。
化学物質過敏症と、電磁波過敏症を併発する例も多く見受けられることから、これらの点検が急務となっています。