・ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議より
http://www.kokumin-kaigi.org/kokumin01.html
http://www.kokumin-kaigi.org/newsletter/newsletter_58.pdf
・ミツバチ減少の真の原因はこれだ!
日本在来種みつばちの会会長・東京農業大学客員教授
藤原 誠太
養蜂とわたし
私の祖父が7歳のときに、東北でハチを飼い始め、明治44年に北日本で初めて専業養蜂家となりました。祖父も私も虫好きです。
しかし、残念ながら、私は蜂アレルギーがあったので、養蜂場には入りませんでした。
養蜂家になろうとは思っていなかったのですが、自然が好きで、サラリーマンは肌に合わないと思い、高校生の頃に進路を考えて養蜂家になる決心をしました。
西洋ミツバチと日本ミツバチ
日本には日本ミツバチが古くから生息していますが、職業で飼育されているのは西洋ミツバチだけで、日本ミツバチを飼っている人はいませんでした。
日本ミツバチは飼えないと思われていたからです。
今の西洋ミツバチは品種改良を重ねてできた種で、日本ミツバチよりずっとハチミツの生産量が多く、一つの巣箱からハチミツが年間100キロぐらいとれます。
22年前、私が養蜂具を売る店の番をしていたら、日本ミツバチを趣味で飼いたいという人がやってきました。
私は、道具を売るとき、日本ミツバチは飼えませんよと伝えました。どうせ1週間程度しか持たないだろうと思いながら道具は売ったけれど、その後も順調に育っているといって道具を買い増しに来ました。
私は、その人が西洋ミツバチと日本ミツバチを勘違いしているのではないかと思い、その人の家まで見に行きましたが、日本ミツバチであることに間違いはありませんでした。
これが、初めてみた日本ミツバチの飼育の成功例でした。
この方は、日本刀の研ぎ師で日本のものに対する強い思い入れがあったから、うまくいったのでないでしょうか。
これまでの養蜂家は、日本ミツバチの性質を理解しないで、西洋ミツバチと同じように飼おうとして失敗していただけでした。
私は日本ミツバチに熱中するようになり、20年、何度も失敗をしてきましたが、今では日本ミツバチも飼えるようになりました