農薬入り蚊帳普及?2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・実は、合成ピレスロイドであるペルメトリンは、分子内に炭素と塩素が直接結びついたDDTなどの有機塩素系農薬と共通の化学構造を持っており、天然のピレスロイドである除虫菊の殺虫成分とは決定的に異なるのである。


しかも、近年、このペルメトリンが、「人畜無害」では無いことを示す科学的な知見が次々に報告されてきた。


2000年には、富山医科薬科大学の津田正明氏らによって、ペルメトリンが子どもの脳のシナプスが発達するときの神経系伝達遺伝子の発現を抑制することが報告された。


さらに、東京都神経科学総合研究所の黒田洋一郎氏は上記文献をも紹介しながら、ペルメトリンのような化学物質による脳の発達に対する負の影響が、子どもの学習障害、行動障害(ADHD、自閉症など)となって現れている可能性があると指摘している。

 一方、西アフリカのギニアなどで、植林を伴う有機農業の推進を行なってきたサパというNGOは、マラリヤ対策として普通の蚊帳の配布を行ってきた。

アフリカにおいて、多くの人々の命を奪っているマラリヤから特に子どもたちや妊婦を守ることは、緊急の課題である。


だからこそ、できるだけ多くの人々が、出来るだけ多くの蚊帳の普及によって、マラリヤから守られる必要があるわけで、そのためには、アフリカ各地でも生産可能な普通の蚊帳をできるだけ低価格で、できるならば国際的支援によっ
て、貧しい人々にも行き渡るように、無償で配布することが望ましい。

物理的に人々を蚊から保護する蚊帳に農薬は不要なのである。


日本政府がアフリカに対してこれからの5年間で倍増すると言う巨額のODA予算を、農薬蚊帳の普及ではなく、普通の蚊帳の現地製造、配布のために用いるよう強く望む。


runより:これじゃ人体実験みたいなもんだ。しかしマラリアは深刻である。

(´・c_・` )ウーン・・