青山美子医師訪問記 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議より
http://www.kokumin-kaigi.org/kokumin01.html

http://www.kokumin-kaigi.org/newsletter/newsletter_62.pdf

・青山美子医師訪問記

群馬県前橋市青山内科小児科医院
理事松崎 早苗
2010年2月17日、国民会議メンバー3人、ジャーナリスト3人、つくば農薬ウォッチメンバー2人の合計8名で群馬県前橋市青山内科小児科医院の青山美子医師を訪ねた。

青山医師は、2009年9月に国民会議が主催した勉強会で、ネオニコチノイドの人体被害について話してくださった先生である。

今回訪問の目的は、近年使われるようになった農薬ネオニコチノイドの被害状況を知ることであった。
地球上の酸素が減る?青山医師は開口一番、「ラン藻類って知ってる?海のラン藻類がやられたら酸素が作られなくなって、生物は生きていけないよ!」と言った。

つまり、極微量でこのラン藻を殺す水溶性でほとんど分解しないネオニコチノイドは水系へ集まって海へ貯まるというのである。

それの量的な推定、予測は誰もしていないようであるが、論理的帰結として彼女は私たちに警告した。

が、そのような5?10年後のことはちょっと脇に置いて、青山医師の診ている最近の患者の特徴を聴いてみよう。

ネオニコチノイドで心臓が大異変!
青山医師は、どこの病院に行っても治らず何が原因なのか分からないという患者をたいへん良く回復させることで有名になり、近県のみならず遠くからも患者がやってくる。

従来は日本で使われている農薬の主流が有機リン系だったので、それの解毒点滴を施すと患者はとても良く回復していた。ところが数年前に、突然その解毒が効かない患者が現れた。
効かないどころではなく、点滴で急性心不全を起こした患者が10例以上出た。それが、ネオニコチノイド中毒患者であった。
それに気づいて慎重に患者の特徴を記録してみると、従来にはなかった特徴が浮かんできた。

心臓がバクバクする、手がふるえてうまく字が書けない、記憶ができない、怒りが起きて人を傷つける、うつになる、などがそれである。

理解不能な突然の殺人事件などが起きることが予想されそうだ。青山医師は、現在は心臓機能に着目して患者の心電図を集めているという。

その心電図をいくつも見せてくれたが、子ども、成年、老人の区別無く、心電図の拍動の周期性や強さが突然乱れていた。

そして治療を施して治ったというときには、心電図は「教科書にあるような」正常脈動になっていた。

いったいどういうことだろう? それはこれから解明されるべきことだが、こうした心臓の脈動が突然乱れるために、急に「バタッと倒れる」という症状が出る。たいへん危険なことである。