ネオニコチノイド 系農薬3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・ 日本の対応 [編集]
2005年頃からミツバチ大量死事件が社会問題化。

2009年春、全国的にミツバチ大量死被害報道が相次ぐ。同年5月19日、農林水産大臣が「ハチはなぜ大量死したか」の著者と意見交換。農林水産省がミツバチ不足解消の研究を公募。

6月1日、農林水産省が「みつばちの減少に関する緊急調査研究」の研究課題を決定。

しかしながら、2009年全国的に報告された後も、急遽開催された農水省の有識者会議においても、不足するミツバチへの対応に終始し、肝腎の「原因究明」は依然として行われていない[6]。

2010年現在、不足したミツバチをどう間に合わせるかといった、きわめて近視眼的な対応にとどまっている。

ネオニコチノイド系農薬の危険性を問題としていないだけでなく、ミツバチ不足問題が今後引き起こす可能性がある食糧問題や、農業の在り方を見直す対策には、一切向き合おうとしていない[4]。

これに対して、「ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議」では、2009年春より開始したネオニコチノイド系農薬問題への取り組みの一環として、2010年2月に「ネオニコチノイド系農薬の使用中止等を求める緊急提言」[5]を取りまとめた。

そして2010年3月から、衆議院、参議院議員に対する政策提言の申し入れ、農林水産省や厚生労働省などとの意見交換を始めている[4]。

拡散距離 [編集]
これまでの農薬はせいぜい半径数百m範囲に拡散するだけであった。

ところが、ネオニコチノイドは通常散布で半径4kmにまで毒霧となって広がりミツバチの大量死を引き起こす。

空中ヘリで散布すると、もっと遠くへ飛ぶ。ネオニコチノイドは無臭なのでミツバチは警戒せず、汚染された葉の水滴や田んぼの水などを飲む。

すると、神経が興奮状態で麻痺し、視野狭窄で巣の方向が分からなくなる。

ネオニコチノイド系農薬の容器には「注意書き」として「ミツバチやカイコを飼っている場所では使用しないこと」と記載されている。

しかし、4km四方でミツバチやカイコを飼っているかどうか調べて散布することは、実質不可能である。とりわけ養蜂家は、日々咲き誇る花を追って日本列島を旅する。

彼らの所在を常に把握することは不可能である。

作物への影響 [編集]
スペインの研究者による実態調査では、すでにハウス栽培野菜は100%ネオニコチノイド系農薬が残留している。

また、トマト、ナス、ニンジン、ジャガイモなど市販野菜の2割からも検出されている。ネオニコチノイドは水溶性なので土壌深く汚染し、蓄積する。

そこから作物の根を通じて吸収される。

だから洗っても落ちない。

日本から輸出したネオニコチノイド系農薬が中国農場で大量散布され、それがウーロン茶に残留して日本に戻っている。

日本茶も高濃度で汚染が進んでいる。

土壌汚染 [編集]
水溶性の高いネオニコチノイドは土壌も汚染する。

最大の被害を受けるのはミミズで0.05ppm(ppm:100万分の1)濃度で遺伝子(DNA)損傷を受け死滅していく[要出典]。ミミズの死滅は、肥沃な大地の消滅を意味する。

「すでに土壌は高濃度に汚染されています。それは水や野菜、果物などを通じて体内に侵入し、脳に蓄積しています」(農薬関係者)