不応性貧血(骨髄異形成症候群)2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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5. この病気は遺伝するのですか
生まれつきみられる血液疾患には遺伝する可能性のある病気が知られています。

そのような病気を持つ患者さんの一部の方は骨髄異形成症候群を起こすことがあります。

ただし、このような方は小児期に発症するこの病気の患者さんのなかでも一部を占めるにすぎません。

成人期以降に発症する患者さんに限ってみたとき、この病気が特に多く見られる地域や人種、また家系は知られておりません。

すなわち、小児期に発病される患者さんのごく一部を除いては、この病気が遺伝するという証拠はありません。

6. この病気ではどのような症状がおきますか
頻度の高いのは血球減少に伴う症状ですが、白血球異常に由来する症状が見られることもあります。

血球減少による症状としては、貧血症状、つまり、顔色不良、息切れ、動悸、全身倦怠感、脱力感、労作時の易疲労感が見られます。

高度の白血球減少がおこれば、細菌やかびなどの病原体に対する抵抗力が低下し、肺炎、腸炎、さらには敗血症といった感染症を起こします。

血小板が少なくなるとささいなことで出血しやすくなり、軽度の打撲で大きなあざをつくる、歯磨き後の歯肉出血が止まりにくい、鼻出血を繰り返す、といった症状が見られますが、外傷や感染症を契機として頭の中や胃腸などに重大な出血を起こすこともあります。

また、機能が異常の白血球が作られることで、原因のわからない熱が続いたり、関節が腫れたり、広い範囲に皮疹がでることもあります。