脊髄空洞症 2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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5. この病気ではどのような症状がおきますか
一片側の腕の感覚障害もしくは脱力で発病することが多く、重苦しい、痛み、不快なしびれ感ではじまることがあります。

また特徴的な感覚障害として温痛覚障害をきたすことがあります。

この障害は、たとえば腕を強くつねられても触れられているという感覚はあるのに、痛みを感じない、あるいは火傷をしても熱さを感じないことです。

病気が進み空洞が大きくなると、しびれ、筋肉のやせ、手足の脱力、つっぱりがみられてきます。

これらの症状が体のどこに出るかは、空洞のできた場所と広がりにより違います。

その例としては、脊髄の上の部分(頸髄)に空洞がある例では、しびれや筋肉のやせは手や腕にみとめられます。

空洞が拡大するにつれて、他の部分に症状が広がっていきます。関節が障害されたり、手足が異常に大きくなることもあります。

6. この病気は遺伝するのですか
多くの場合、この病気は遺伝することはありません。

ただ、一部には血縁者に発病をみることが知られています。

このことは、空洞症の原因の一部に、体質もしくは遺伝が関わっているもののあることを示しています。その詳細は、まだよくわかっていません。

7. この病気にはどのような治療法がありますか
しびれなどの症状にあわせた薬剤による治療のほか、手術による(後頭蓋窩減圧術、空洞ーくも膜下腔短絡術など)が、症状の進行予防および改善目的で行われます。

8. この病気はどういう経過をたどるのですか
まれに症状が進行した後、停止あるいは改善することがあります。

しかし、適切な治療を行わないと、多くの場合は、空洞が大きくなるにつれて、症状が徐々に進行します。

空洞症の診断を受けた後は、専門医を定期的に受診して、今後の治療など助言を得ることが大切です。