多種類化学物質過敏症-国際会議、東京より 6 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・7.3.フタレートとパラベン分析


フタレートとパラベン分析は、日用品やプラスチック食べ物容器といった類の使用による日頃の毒物曝露を特定するのに利用することができる。

環境由来の毒物は患者をもとの健康な状態に戻す「初めの一歩」として測定評価をするべきである。


*なぜフタレートとパラベン蓄積レベルを測定評価するのか?


フタレートとパラベンの曝露は思っている以上に頻度が高い。

フタレートとパラベンは通常ゼノエストロゲンとして分類され、これは体内でとりわけエストロゲンレセプターと結合する環境ホルモンとして作用する体内には本来存在しない化合物である。


環境ホルモンに関連して発症する疾病の例として;

・子宮内膜症

・不妊

・乳癌

・卵巣癌

・前立腺癌

・精巣癌

・精子減少


日常的な曝露と関連するその他の健康被害の例として;

・肝毒症

・アレルギーや喘息などの免疫疾患

・生殖毒性

・早熟



*フタレートとパラベンの検出源


フタレートは「可塑剤」とも呼ばれ日常使用する多くのものから検出される。

・子供向け玩具

・化粧品

・清掃用品

・芳香剤

・香水

・家具

・塩化ビニルの床

・プラスチック製食べ物容器

・医療製品


フタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)はポリ塩化ビニルの一般的な添加物である。

この添加物は、ポリ塩化ビニルをデザイン性のある形になるよう柔らかく曲げやすくする働きをする。

ポリ塩化ビニル製品はプラスチックコード「3」に分類される。香水や芳香剤において、フタレートは「香料」と表記されていることが多い。