悪性関節リウマチ 5 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・抗サイトカイン療法 [編集]
インフリキシマブ(レミケード®)、アダリムマブ(ヒュミラ®)、トシリズマブ(アクテムラ®)、エタネルセプト(エンブレル®)、アバタセプト(オレンシア®)は新しく開発された薬で、これまでの製薬との違いとして、はじめからある機能を担うことを狙ってつくられた「分子標的薬」であることがあげられる。

インフリキシマブとアダリムマブ、エタネルセプトについては抗サイトカイン療法でなく抗TNF-α療法と呼称されることもある。これらはリウマチに対してきわめて強力な治療効果を示し、リウマチの診療そのものの姿を変化させつつある。
一方欧米で承認されているアナキンラは日本では承認申請が行われていない。

我が国で認可された治療法は大阪大学免疫アレルギー内科のページに詳しい。

その他の研究段階の新しい治療法 [編集]
そのほか、悪性リンパ腫に効果のあるリツキシマブ(リツキサン®)、抗生剤であるテトラサイクリン、高脂血症治療薬であるスタチン、多発性骨髄腫治療薬であるサリドマイドの効果や、造血幹細胞移植の効果も検討されている。 分子標的薬剤としてアバタセプトは米国では承認されている。


疾患そのものを治癒させることは可能か [編集]
他のリウマチ性疾患と同じく、原因そのものをなおす治療法は存在しない。

しかし、最近の知見では発症早期(5年以内)からの抗サイトカイン療法によって、30~50%の症例で臨床的寛解(DAS28<2.6)が得られる事が分かってきており、なかでもインフリキシマブ(製品名: レミケード)においては、臨床的寛解に突入後、一定条件を満たす事ができれば投与を中止しても臨床的寛解がその後も持続する事が確認されている。この抗サイトカイン療法の中止に加えて、その他のDMARDs、ステロイド等を含む全ての治療薬を中止できた状態は「真の寛解」と呼ばれ、数年後の治療目標とされている。



ビオチン投与治療 [編集]
ステロイドの内服治療を受けていない場合は、ビタミンB群の一つであるビオチンの多量投与によって、慢性関節リウマチが改善する場合があることが、東北大学出身の医師によって明らかにされている、ビオチン欠乏により発症する病参照のこと。

参考文献 [編集]
1.^ 日本リウマチ学会 “関節リウマチ”への診断名変更の経緯 2002年4月23日 付]
2.^ 厚生労働省:平成18年度全国厚生労働関係部局長会議資料(老健局)
3.^ BBRC 369:561-6,2008.
4.^ 中島亜矢子 他, 第52回リウマチ学会プレナリーセッション, IORRA study
5.^ Ann Rheum Dis: 2010; 69: 1580-1588
関連 [編集]
膠原病学
リウマチ学
整形外科学
線維筋痛症
RS3PE
血清反応陰性関節炎
リウマチ性多発筋痛症
ビオチン ビオチン欠乏症は関節リウマチだけではなくクローン病、シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデスなど免疫不全諸病の根源となっていることが考えられる、
カテゴリ: 膠原病 | 免疫病 | 関節


runより:厳密に言うとこれは「関節リウマチ」の説明で悪性関節リウマチの説明は一部だけです。

が、あえて全部掲載しました。

関節リウマチの恐ろしさに驚愕したからです。

今回は非常に長いので以前の様に改行しました。

この方がスッキリして読みやすいですね。