悪性関節リウマチ 3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・画像診断 [編集]
単純レントゲン写真…描出ではMRIに劣るが、簡便であり現在も用いられる。
CT…滑膜、軟骨の描出でMRIに劣り、あまり用いられない。

しかし最新の研究では、早期診断にて、CT法で足のX線所見と手関節または中手指節(MCP)関節の腫脹の所見を重視した上で、足の腫脹所見を加える手順に抗CCP抗体値の所見を組み込むことで陽性的中率は94.6%、陰性的中率は94.7%と高値を出せることがわかった。
MRI…しばしば関節のびらん・破壊を評価するため用いられる。CTよりも軟骨病変・骨髄浮腫の評価に優れている。
超音波断層検査(エコー)…滑膜炎や骨髄浮腫像を検出出来ることが判明し、現在積極的に用いられることとなった。
診断基準 [編集]
旧来より、米国リウマチ学会(ACR)の分類基準が、広く一般的に使われている。

ARA分類基準(1987年)
1.朝のこわばり(一時間以上持続する)
2.多関節炎(少なくとも3領域以上の関節の腫れ)
3.手の関節の腫れ
4.対称性の関節の腫れ
5.リウマチ結節
6.リウマトイド因子(リウマチ因子)陽性
7.レントゲン検査で典型的な関節所見
以上7項目のうち4項目以上を満たせば「関節リウマチ」と診断
近年、抗サイトカイン療法等の強力な抗リウマチ薬の登場によって早期からの治療が有効となり、早期診断の必要性が検討され、2009年米国リウマチ学会年次学術集会で、上記に替わる新たな診断/分類基準として、米国リウマチ学会(ACR)と欧州リウマチ連盟(EULAR)の共同策定として発表され、2010年8月、診断基準が23年ぶりに改定され発表された。[5]

ACR/EULAR診断基準(2010年)
1.関節浸潤 (0~5点)
2.抗体検査(RF または 抗CCP抗体) (0~3点)
3.炎症反応(CRP または ESR) (0~1点)
4.症状持続期間が6週間未満か (0~1点)
6点以上で関節リウマチと診断する。
分類 [編集]
臨床症状 [編集]
以下の評価基準が用いられる。

ACR core set(American College of Rheumatology preliminary core set of disease activity measures for rheumatoid arthritis clinical trials)
米国リウマチ学会から提唱されている臨床評価方法
20%以上改善:ACR20
50%以上改善:ACR50
70%以上改善:ACR70
DAS(Disease Activity Score in Rheumatoid Arthritis)
欧州リウマチ連盟から提唱されている臨床評価方法
44関節の評価方法で、28関節の評価を行う簡易的な「DAS28」も広く用いられる
血液検査では IgG-RFは活動性と相関するが、IgM-RFは相関しないといわれている。またCRP,MMP-3も活動性の指標となる。MMP-3>350では薬剤変更も視野におく。