大動脈炎症候群 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・wikipediaより
大動脈炎症候群(だいどうみゃくえんしょうこうぐん、aortitis syndrome)は大動脈に炎症が起こる自己免疫疾患で、血管炎のひとつ。発見者を病名につける欧米では高安動脈炎(たかやすどうみゃくえん、Takayasu's arteritis;TA)という名称が通常であり、発見者の母国である日本においてその名前をあまり用いないことは皮肉である。脈なし病(みゃくなしびょう、pulseless disease)ともいう。特定疾患に定められている。

疫学 [編集]
日本に最も多く患者がおり、またインドや中国などのアジア諸国にも患者が多い。一方、他の地域では比較して患者数が少ない。女性に多い疾患で、男女比は1:10である。発症年齢は20代が最も多く、次いで30代や40代が多い。

症状 [編集]
全身症状
発熱
倦怠感
関節痛
筋肉痛
動脈炎による症状
眩暈
頭痛
失神
高血圧
視力障害
身体所見
脈拍の消失・減弱
特徴的な症状の1つであり、脈なし病と呼ばれるのもこのためである。
血圧の左右差
血管雑音
合併症 [編集]
弁膜症
脳出血
検査 [編集]
血液検査
赤沈亢進、CRP陽性、白血球増加、凝固能亢進、高ガンマグロブリン血症などが見られる。
血管造影
カテーテルを動脈内に挿入し、造影剤を注入して検査を行う。大・中動脈の狭窄、閉塞、拡張、動脈瘤や石灰化が見られることもある。検査と同時に血管内治療を行うことができるメリットがある。
CT、MRI
動脈造影は本症の診断にきわめて重要ではあるものの、動脈造影にみられるような血管の狭窄がみられるようになってしまうともはや疾患は進行している事を示しており、そこから治療をおこなっても狭窄が治るわけではない。近年の画像診断技術の発達により、本症が血管の狭窄を来たす以前に炎症性の血管壁肥厚をきたすことが、CT、MRIで早期に検出できる様になってきた。
CTアンジオグラフィー、MRアンジオグラフィー
近年の画像診断とコンピュータの融合は目覚しく、その最たるものがCT情報を三次元的に再構成した3DCTである。これを用いて大動脈を三次元的に再構築する事により、動脈造影のメリットとCTのメリットの双方が得られ、本症の診断に当たって大変有用である。また従来よりMRA(MR angiography)も施行されている。MRIでは血管肥厚のみならず、浮腫性変化から炎症所見を得ることができる。
PET-CT
通常のPETはあまり役立たないのではないかと思われる。PET-CTでは炎症を起こしている大血管壁に活動性の炎症所見をみることができると考えられているが、まだ実際の経験数が少なくはっきりしたことは言えない。