潰瘍性大腸炎 2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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食事指導 [編集]
基本的に、高カロリー・高蛋白・低脂肪・低繊維食を施行する。また、重症の場合は絶食・腸管安静を計り、点滴による高カロリー輸液を行う。

また、特定の食品が症状を抑えるかは明かではない[1]。「ω3脂肪酸、n-3脂肪酸を豊富に含む魚油サプリメントは、炎症を軽減し抗炎症薬を減らす」との報告があるが、データが少なくさらなる研究が必要[2]とされている。また、プロバイオティクの有効性は統計学上の有意な差は無い[3]の報告もなされている。

薬物療法 [編集]
基本的に「緩解維持療法」・「緩解導入療法」共に薬物療法が基本となる。

サリチル酸製剤
緩解維持療法・緩解導入療法共に使用される。

サラゾスルファピリジン(Salazosulfapyridine:SASP サラゾピリン® Salazopyrin)
サラゾスルファピリジン(SASP)は、約1/3が小腸で吸収され、大腸で腸内細菌によってSPと5-ASAに分解されて腸管粘膜に作用する。
メサラジン(Mesalazine・5-aminosalicylic acid:5-ASA ペンタサ® Pentasa アサコール® Asacol)
メサラジン(5-ASA)はサラゾスルファピリジン(SASP = SP + 5-ASA)から SP を取り除き、有効成分 5-ASAのみを取り出した治療薬。そのため副作用はサラゾスルファピリジンより少ないが、メサラジンの方が大腸に届く前に小腸で吸収されてしまうことも多いため、製品では、ペンタサ®では腸溶性の被膜コーティングを、アサコール®ではpH依存型の被膜コーティングを施行し、大腸に到達してから5-ASAが放出されるように工夫されている。ペンタサ®には注腸薬もある。
副腎皮質ホルモン剤・ステロイド
緩解維持療法・緩解導入療法共に使用される。

経口内服ステロイド
主にプレドニゾロン(Prednine プレドニン®)を経口内服する。
ステロイドパルス療法
強力な緩解導入療法として、主にメチルプレドニゾロン(ソルメドロール® Solumedrol)やハイドロコルチゾン(ソルコーテフ® Solu-Cortef)等を用いて行われる。
局所治療:坐剤・注腸剤としてリンデロン®、ステロネマ注腸®、プレドネマ注腸®がある。特に直腸炎型の場合は、ステロイド経口内服に比較して全身吸収が少なくステロイドの副作用が大きくないため有用である。
免疫抑制剤
主に緩解維持療法として用いられる。

アザチオプリン(azathioprine:AZA イムラン® Imuran)
メルカプトプリン(6-mercaptopurine:6-MP ロイケリン® Leukerin Purinethol®)
シクロスポリン(cyclosporin:CsA ネオーラル® Neoral サンディミュン® Sandimmun)