ダイアジノン | 化学物質過敏症 runのブログ

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<一般的性質>

 ダイアジノンは純品では弱いエステル臭を持つ、無色の常温ではやや粘ちょう性の液体である。

分子量は304.35であり、常温における蒸気密度は約10.5、蒸気圧は約1.2×10-6kPaである。

従って揮発性は低い。蒸気は空気より重く、高濃度では低部に滞留する性質があると考えられる。

しかしながら、対流等により拡散した空気との混合気体は相対的に空気と同じ密度になる。


<主な家庭内における用途と推定される発生源>

 ダイアジノンは主に殺虫剤の有効成分として用いられる。


<健康影響>

 有機リン系の殺虫剤であり、アセチルコリンエステラーゼを阻害する。具体的な中毒症状についてはクロルピリホスの項と同様である。


<現在の指針値>

 現在の指針値は、0.29μg/m3(0.02ppb)で、安全性の観点から影響が認められる可能性がある濃度のうち最も低くなる、ラットの吸入暴露おいて血漿及び赤血球コリンエステラーゼ活性に影響を及ぼす最小毒性量を採用し、安全率を加味して設定している。