2⇒人の多い場所や暑い部屋で頭が痛くなるのはシックハウス?
騒音や不快な視覚刺激が続く場所や、大勢の人が集まってる場所、蒸し暑い場所にいると、気分が悪くなったり、頭が痛くなったりすることがあります。
これは、揮発性有機化合物(vocs)による空気汚染が原因でおきるシックハウス症候群とは別のものです。
特定の場所と症状が関係するという点は似ていますが、混同してはいけません。
しかし体育館のほうが上記にあてはまると思います
3⇒小学生はさまざまな身体の不調についての訴えがはじまる年齢
全国どの小学校においても、学年がすすむにつれて、車酔い、頭痛、めまい、あるいはアレルギー性鼻炎・結膜炎などの症状が出る児童が、各クラスに数名ずつ、毎年あらたに見られるようになります。これらは化学物質とは無関係に発症するものです。したがって、室内空気汚染があった時期(3学期~1学期)に、これらの症状が出た児童全員に対して、シックハウス症候群のためであると考えるのは不適切です。
不調を訴えた児童は75人ですがシックスクールと診断された17人はシックスクール「だった」可能性はあります。
当時と現場が違うので比較できません。すでに治った可能性があります。
シックスクールでは無かったと言える根拠とは言いがたいです
頭痛を例に考えてみましょう
頭痛は小学生によくみられる症状です。猛暑続きの今年は、夏かぜをひいたり、熱中症になりかけたりして、頭痛を訴えるお子さんが多くみられました。
このほかに、眼の疲れ、副鼻くう炎、肩こり、偏頭痛、起立性調整障害(低血圧症)、不登校の初期症状、またこれらが複合しておきる場合など、さまざまな頭痛の原因があげられます。小児科の専門医が一人ひとり診察して、これらの原因についてよく吟味すれば、診断をしぼりこむことができます。
シックハウス症候群による頭痛は?
シックハウス症候群による頭痛といえるのは、ふだんから頭痛のない人が、基準値を超える程度に空気汚染がある場所にいると頭痛がみられ、その場所を離れると頭痛が消えるか、明らかに改善する場合です。
何年も前からふつうに使用されている建物を利用した仮教室で、人が大勢いて蒸し暑いことなどが頭痛の原因になっているというのは、勉学するのに適切な環境とは言えませんが、揮発性有機化合物(vocs)が関係したシックハウス症候群とは異なります。
もともと頭痛持ちの人が空気汚染場所に行くと・・・
頭痛持ち(慢性頭痛)の人は、睡眠不足、特定の食品など複数のきっかけによって頭痛がおきてしまいます。シックハウス症候群空気汚染のあるような場合は、慢性頭痛が本来の持病であるので、持病であることを尊重して「シックハウス関連症」と呼び、シックハウス症候群とは区別して扱います。
シックハウス関連症?初めて聞いた言葉です。調べましたが見つけられませんでした。