回答文その3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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空気汚染のある場所でおきることもあれば起きないこともある頭痛は?
空気汚染の濃度が高くなると頭痛がおきる頻度が増えるなど因果関係が証明できるものを除き、シックハウス症候群に含めるのは難しいでしょう。

・シックハウス症候群は、室内空気の測定濃度が下がればなくなります

2002年に東京・大阪・長野のいくつもの小学校や保育園においてシックハウス症候群の集団発生がありました。これらの施設での原因調査や事後の相談には当院も直接かかわってきたので詳細な経過を把握しています。発生当時の揮発性有機化合物の濃度は、基準値の10倍をこえるものでしたが、いずれも室内濃度が基準以下になり終息しました。

今回のケースは長期にわたり暴露されたのが原因の1つです。

例のケースとはまた別です。
また、最近完成した建物においては、通常、工事終了後1ヶ月を経過すると揮発性有機化合物(vocs)の濃度は休息に低下します。

たしかにそうですが翌年の夏が一番濃度が上がるという報告があります

ホルムアルデヒドについては気温が下がる10月中旬頃には低下することが多数の学校における調査でわかっています。なお、法的規制がかかってない家具・備品類について、特にそれらを後から搬入した場合には、この限りではありませんので注意が必要です。

冬季でも基準値を超えたデータがあります。

但し少数です。
シックハウス症候群においては、室内汚染物質の濃度の測定が安全性を示す確実な指標になっています。「におい」については閾値(いきち)の個人差があり、また順応がおきてしまうこともあって客観的な基準に採用することはできません。

「シックスクール」という用語について
シックハウス症候群という診断名は、医学用語として国内で認定されています。一方、「シックスクール」という用語はマスコミ等で「学校において発生したシックハウス症候群」という意味に使用されていますが、医学領域の専門家の間では、診断名としては不適切だとして使用されなくなってきてます。

診断書にはシックハウス症候群と書いて患者にはシックスクールと説明するのが通例です。

それは原因場所を示唆する為でありシックハウス症候群と言ってしまうと自宅に問題があると誤解を招くからです。

また、シックスクールは正式病名ではないのでそうなります。