室内空気中化学物質についての相談マニュアル作成の手引き7 | 化学物質過敏症 runのブログ

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*ベークアウト
 一定時間室内温度を高め、揮発性の有機化合物の放散を促進させ、それらを換気により除去することで、建材等から排除することをベークアウトと呼んでいる。建材等にホルムアルデヒドの未反応物や、トルエン等の溶剤が残留している場合には、これを除去する効果があるとおもわれる。しかしながら、建材の加工状態等により最適な条件は異なると思われ、加熱しすぎると建築物にダメージを与える可能性もあるといわれ、検討課題として残されている面は多い。

**これらの改修技術については様々提案されているが、効果は一様でない。現在「室内空気対策研究会」等においても検討が進められているところである。(URL:http://www.iaq-research.com/ )

 吸着剤の利用や空気清浄機(脱臭機)の使用は比較的簡便であるが、その効果は製品によってばらつきがあると思われる。対象とする物質や原理等について、確認してから使用するように勧めた方がよい。特に空気清浄機の場合は、粉塵等を除去するタイプなのか、気体の化学物質を吸着できるタイプなのか、対象を確認するように勧める必要がある。

runより:ベークアウトは建設省推奨の方法をお勧めします