シックスクールにおける文部科学省の取り組み | 化学物質過敏症 runのブログ

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日本の文部科学省は、平成12年 9月~10月(夏期)、平成12年12月~平成13年2月(冬期)において、全国各地の新築・改築(1年程度)、全面改修(1年程度)、築5年程度、築10年程度、築20年程度の学校から各10校、合計50校を選定し、平成12年6月に厚生労働省から室内濃度指針値が示された化学物質(ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン)を対象に室内濃度の実態調査を行い、その結果を2001年12月21日に公表しました。

その概要を以下に示します。

1)ホルムアルデヒド
夏期において厚生労働省の指針値を超えたのは、午前281か所中12か所(4.3%)、午後278か所中12か所(4.3%)であり、冬期では午後278か所中1か所(0.4%)。

指針値を超えた割合を教室別でみた場合、夏期ではコンピュータ教室20%、音楽室4.3%、図工室2.3%、冬期では音楽室1.1%。

2)トルエン
夏期において厚生労働省の指針値を超えたのは、午前269か所中3か所(1.1%)、午後271か所中1か所(0.4%)、冬期では午前264か所中4か所(1.5%)、午後260か所中4か所(1.5%)。

指針値を超えた割合を教室別にみた場合、夏期では図工室3.4%、コンピュータ教室1.1%、冬期では普通教室、音楽室2.2%、体育館2.4%、図工室2.5%。

3)キシレン、パラジクロロベンゼン
夏期、冬期ともに厚生労働省の指針値を超えた部屋はなかった。



runより:古いデータですが冬季でも指針値を超える事があるという貴重なデータです。化学物質過敏症患者なら苦しいでしょうね。