Ⅱ 日常における対応編
シックスクール問題については、毎日の学校生活の中で異常を早期に発見し、迅速な対応が必要であるとともに、施設の維持管理においても、原因となる化学物質の発生をできるかぎり少なくしたり、若しくは無くすような配慮が必要です。
1 日常点検により、教室等における衛生的な空気環境等を維持する
教室の空気が汚れていると、健康に影響を及ぼすとともに、不快感があり学習能率を低下させます。
教室に入った時に、人の鼻で臭気を感じるかどうかで判定し、汚れや化学物質による不快な刺激や臭気のないように、窓を開けるなど換気に努め、きれいな空気で生活し、学習できるよう努めます。
【日常点検の項目例(できるかぎり多方面から点検する)
・外部から教室に入った時、不快な刺激や臭気はないか
・欄間や窓の開閉等による適切な換気はなされているか
・掲示物等により窓がふさがれていることはないか
・カーテンを閉めている場合も換気はなされているか
・図画工作、美術や理科等の授業により、刺激臭のあるものや接着剤やシンナー等の揮発性の有機溶剤等を使用する(している)場合は、十分な換気が行われているか