シックスクール問題の理解と対応のために岐阜県教育委員会3 | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

(2)化学物質過敏症
最初にある程度の量の化学物質に暴露されるか、あるいは低濃度の化学物質に長期間反復暴露されて、一旦過敏状態になると、その後極めて微量の同系統の化学物質に対しても過敏症状を来す者があり、化学物質過敏症と呼ばれています。化学物質との因果関係や発生機序については、未解明な部分が多く、今後の研究の進展が期待されています。
学校においては、学校施設の新築・改築・改修等の他、学校用備品の大幅な更新等の際に、室内に放散した極微量の化学物質に過敏に反応し、頭痛やめまい、集中力の低下等様々な過敏症状を起こすものであり、通常の学校生活に支障の出ることがあります。
(参考:厚生省「シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検計会中問報告書-第1回~第3回のまとめ」(平成12 年6 月))

【化学物質過敏症に関する医学的知見について】
① 微量化学物質に反応し、非アレルギー性の過敏状態の発現により、精神・身体症状を示すとされるもの
② その病態や発生機序について、末解明な部分が多い
③ 診断を受けた症例には、中毒やアレルギーといった既存の疾病による患者が含まれている
④ 病態解明を進めるとともに、感度や特異性に優れた臨床検査方法及び診断基準が開発されることが必要
(厚生労働省[室内空気質健康影響研究会報告書:~シックハウス症候群に関するする医学的知見の整理~]
(平成16 年2月))より