化学物質を大量に使用する業務の計画的な実施
日常の維持管理で大量の化学物質を使用する業務として、殺虫剤による害虫駆除やワックスなどを使用する清掃業務があります。
このような作業は、児童生徒への影響を配慮し、作業時期や時間帯など施設の行事も考慮し計画的に行う要がある。
<例> 作業は特に換気に配慮する期間を設ける
ワックスがけは夏休み等に行うなど
施設の用途に応じた、化学物質の室内濃度の低減に必要な管理
部屋の用途によって使用されている化学物質の種類や量、換気扇など空調設備の配置は異なります。
また、同じ材質、同じ設備でも部屋の使用状況や時間帯によって室内空気中濃度は違いがあります。児童生徒が利用する時間帯に高い濃度にならないように、その部屋に適した管理方法を決める。
・特別教室(音楽室、コンピュータ室など)が普通教室より室内濃度が高い理由
①各部屋の材質や設置されている備品が違う
②一日の使用頻度が少なく連続した換気が行われない
③化学物質の放散が進まないため建材等に長時間含まれた状態が続くこと
※児童生徒が使用する前に換気したり、毎日決まった時間換気扇を運転するなど、部屋の特性に合わせた管理に心がける使用する教材や用品等の選択への配慮建材や備品以外にも、学校側で用意する学習教材・用品など、化学物質は児童生徒の身近なものにも含まれています。化学物質の含まれないものあるいは低濃度のものを使用する配慮や、児童生徒が持ち込むものや教職員・保護者の喫煙などへの配慮も必要です。