長野県教育委員会シックスクール対応3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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4 シックハウス症候群と化学物質過敏症の違い
症状は似ているところがあるが、原因が住居に由来する場合がシックハウス症候群
であり、原因となる住居を離れれば、症状が消えるが、化学物質過敏症はその住居から離れても、その後様々な化学物質に敏感に反応するようになる。はじめがシックハウス症候群で発症し、その後化学物質過敏症に移行する場合もある。

5 化学物質過敏症の原因物質
原因物質は様々であり、住居に限らず環境の空気質の汚染も原因となる。
原生物:毛、ダニ、カビ、花粉
因食物:酵母、卵、牛乳、小麦、豆、肉、魚、食品添加物、防腐剤、着色剤
物衣料:布、絨毯、クリーニング、洗剤
質化学物質:有機溶剤、殺虫剤、ホルマリン、農薬、除草剤
※原因物質によって必ず同じ症状が出るわけではなく、症状の強さも個人差が大きく、患者
の体質によって決まる。
6 化学物質過敏症の症状
自律神経系を中心とした多彩な症状が現れる。
自律神経症状:発汗異常、手足の冷え、疲れやすい、めまい
神経・精神症状:不眠などの睡眠障害、不安感、うつ状態(不定愁訴)
頭痛、記憶力低下、集中力低下、意欲の低下、運動障害
四肢末端の知覚生涯、筋肉痛
気道症状:のど、鼻の痛み、乾き感、気道の閉塞感、かぜを引きやすい
消化器症状:下痢、ときに便秘、悪心
感覚器症状:目の刺激感、目の疲れ、ピントが合わない
鼻の刺激、味覚異常、音に敏感になる、鼻血
循環器症状:心悸亢進、不整脈、胸部痛、胸壁痛
免疫症状:皮膚炎、ぜん息、自己免疫疾患、皮下出血
泌尿生殖器・婦人科系症状:生理不順、性器不正出血、月経前困難症、頻尿、排尿困難
個人によって感受性の差がある。また、化学物質が体内に入ってもどこまで発病せずに耐えうるか、総負荷量(トータルボディロード)の問題もある。
総負荷量の違いは、よくコーヒーカップなどに例えられるが、もともとの器の大きさが違え
ば、同じ量の化学物質に出会っても、容量に違いがあるので、症状が現れる人と現れない人が出てくる。