Ⅱ シックハウス症候群・化学物質過敏症の基礎知識
1 シックハウス症候群の原因
建材、施工材、家具から発生する化学物質が原因となります。
健康住宅研究会が選定した優先取組物質
1.ホルムアルデヒド2.トルエン3.キシレン
発ガン性の疑い倦怠感倦怠感
刺激臭、目がチカチカ知覚異常知覚異常
目や喉の痛み吐き気吐き気
アレルギー症状
1.木材保存材(現場施工用) 2.防蟻剤3.可塑剤
有機リン系やピレスロイド系殺虫剤を含む場合目や喉の痛み
気道刺激
倦怠感、頭痛、頭痛、くしゃみ、鼻炎環境ホルモンの
めまい、悪心、嘔吐疑いあり
新築等の後にその建物に居住し、これらの化学物質に汚染された空気を吸うことにより症
状があらわれますが、居住者全員が同様な症状をあらわすわけではなく、個人差があります。
また、それまでの化学物質の暴露状態や、体質にも左右されます。
2 シックハウス症候群の原因物質が含まれる建築材料
接着剤… ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、可塑剤
ビニル壁紙… ホルムアルデヒド、可塑剤
塗料… トルエン、キシレン
畳… 有機リン系殺虫剤
防蟻剤… 有機リン系・ピレスロイド系殺虫剤
木質複合フローリング… ホルムアルデヒド
合板、パーティクルボード、木質繊維板… ホルムアルデヒド
木材保存剤(現場施工用)… 有機リン系・ピレステロイド系殺虫剤
断熱材(グラスウール)… ホルムアルデヒド
3 シックハウス症候群の症状(米国胸部医学会のシックビルディング症候群の診断基準)
目の刺激症状、鼻の刺激症状、喉の刺激症状、胸部の圧迫感、咳、頭痛、眠気、
たばこの煙に反応、めまい、集中力・記憶力の低下、疲労のしやすさ