アトロピン | 化学物質過敏症 runのブログ

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硫酸アトロピン(硫アト)                             
>副作用>硫酸アトロピン(atropine sulface)

自律神経作用 一般名:硫酸アトロピン(atropine sulface)
抗コリン薬
アセチルコリンがアセチルコリン受容体に結合するのを阻害する薬物のことを抗コリン薬という。。
代表的なものに、アトロピンやスコポラミンがある。

商品名 [アトロピン注0.05%シリンジ][硫酸アトロピン]
作用機序 アセチルコリン、ムスカリン様薬物に対し競合的拮抗作用を示す(抗コリン作用)・・・・
平滑筋・心筋及び外分泌腺のムスカリン受容体に対し選択性が特に高く、[消化管][胆管][膀胱][尿管]などの攣縮を寛解するとともに、
[唾液][気管支粘膜][胃液][膵液]などの分泌を抑制する。
[心臓]に対して、低用量では除脈が現れるが、高用量では心拍数が増加する
効能・用途 ・胃十二指腸潰瘍における分泌・運動亢進(内服・注射)
・胃腸の痙攣性疼痛(内服・注射)
・痙攣性便秘(内服・注射)
・胆管の疝痛(内服・注射)
・尿管の疝痛(内服・注射)
・有機リン系殺虫剤の中毒(内服・注射)
・副交感神経興奮薬の中毒(内服・注射)
・迷走神経性除脈(内服・注射)
・迷走神経性房室伝導障害(内服・注射)
・除脈及び房室伝導障害(内服・注射)
・夜尿症(内服)
・非薬物性パーキンソニズム(内服)
・麻薬前投与(内服・注射)
・ECT(電気痙攣療法)の前投与(注射)
用法用量 (内服)1日1.5mg  分3(増減できる)
(注射)硫酸アトロピン:1ml/A
(シリンジ):0.5mg/1ml/筒
(非薬物性パーキンソニズム)
最初→1日0.5~1.0mg  分3
(有機リン系殺虫剤中毒の軽症例)→0.5~1.0mg  分3
注射→1回0.5mg (皮下注・筋注)
(有機リン系殺虫剤中毒)
軽 症→1回 0.5~1.0mg 皮下注
中等症→1回 1~2mg 皮下注・筋注・静注
重 症→初回 2~4mg 静注
シリンジ
Syringe 注射器のこと。多くは注射筒(狭義にはこれをシリンジと呼ぶ)と注射針から成り、針があらかじめ組み込まれた注射筒を針付き注射筒という。

中毒
(過量投与) (アトロピン中毒)
症状→
・頻脈・心悸亢進・口渇
・散瞳・近接視困難
・嚥下困難・頭痛・熱感
・排尿障害・腸蠕動減弱
・不安・興奮・譫妄 (処置)
ChE阻害薬(ネオスチグミン)・・・0.5~1mgを筋注。


禁忌 緑内障・・・房水通路が狭くなり眼圧上昇し悪化の恐れ
前立腺肥大による排尿障害の者
麻痺性イレウス・・・消化管活動を抑制し悪化の恐れ
本剤に過敏歴ある者
併用注意 抗コリン作動薬
・三環系抗うつ薬(アミトリプチリン・イミプラミン)
・フェノチアジン系薬剤(クロルプロマジン・フルフェナジン)
イソニアジド
抗ヒスタミン薬
MAO阻害薬(サフラジン)
強心配糖体薬剤(ジギトキシン)
プラリドキシムヨウ化メチル(PAM)
慎重に 前立腺肥大症の者
うっ血性心不全
重篤な心疾患
潰瘍性大腸炎
甲状腺機能亢進症
高温環境にある患者
注意 ・視調節障害・散瞳・・・・→運転などに注意
・皮下や筋注で・・・皮膚や筋肉の壊死、筋肉障害の恐れ。


副作用
(五十音順) アナフィラキシー様症状・・・・→中止・処置
嚥下障害
顔面潮紅
記銘障害
ショック・・・・→中止・処置 ショック 頻脈
全身潮紅
発汗
顔面浮腫 →中止・処置
散瞳・・・・・→中止
視調節障害・・・・・→中止
頭痛
発疹・・・・・→中止
緑内障・・・・・→中止