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やさしい人々

このところ、毎日夜中にでかけています。

まあ、どこで何をするというのはおいておいて。


せっかくの奇麗な夜空のしたで、誰かに電話しようかな
と思っても、そーいや誰もいない。

結婚してから、そんなふうにまとめてしまっているからねー


暑い日が続いたせいか、きれいな夜空でした。
流星群がくる夜だったかもしれませんが、

そんなんなくとも、奇麗でしたねー


なにか足りないと思うのは、自分が悪い。
思いっきりやってこなかった、自分が悪い。
中途半端に渡ってきた、自分が悪い。

たまには、もう駄目だと倒れこむぐらい、やってみましょう。
どこまでやれるのか、みてみましょう。

アンダーワールド

少し古くなった蔓を引っぱり下ろすと、少し甘みのある小さな実がついていました。
誰かが食べると思い、5つほどかばんにつめたのですが、その後だれとも行き会いません。
歩いている途中、5つの実は腐敗して食べるには適さなくなりました。
声に出さずに謝ってから
道端に置いてきました。
食べてしまえばよかった。
無理やり蔦からもいでしまわなければよかった。
誰とも行き会わないことは、
わかってたしね。
黙って、一人で、
耳をふさいで、
目を閉じて、
歩いて行くことにしました。
どのみち、時間が経てば、
みんな同じところに
たどり着くんだし。
覚えている人が居なくなったら、
思い出でもないし、
事実ですらなくなるんだし。

前は、よく思いだしたのですが、
最近はもう細かいところは忘れてしまいました。
見えるのは、規則正しく見え隠れする自分の左右の足と、
随分前に、誰かがつけた足跡だけです。
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