今日はジョン・バルビローリ指揮フィルハーモニア管弦楽団の演奏するエルガーの交響曲第1番を。
エルガーの交響曲、と言うと私はあまりよく聴いたことが無かったような気がします。第1番も第2番もたぶん一回か二回は聴いたことがあったかも、と言う程度で久し振りになりますし、どんな曲だったかもあまり覚えていない状態でした。バルビローリのエルガーがなかなか良いよ、とどこかのサイトで見かけて聴いてみようかと思ったのでした。
静かに始まる第1楽章、ゆったりとした旋律が風格を感じさせるように流れていきます。それから少しテンポを上げて活発で劇的なものを感じさせる音楽に、それから…。表情を変えながらも音楽の底の方にずっとちょっとした哀感というか何となく懐かしさを感じるような雰囲気があります。しっかりと余韻を噛みしめながら次第次第に高揚していく音楽はスケール感も感じられとても感動的でもあります。速いテンポで活発な動きを見せる第2楽章から、アタッカで続く静かな緩徐楽章。この第3楽章に入った瞬間は本当に息をのむような美しさでした。心に染み渡るような靜かで美しい音楽。そして終楽章。がっしりした音楽が次第に高揚し、フィナーレの劇的な盛り上がりはとても感動的です。
バルビローリもフィルハーモニア管弦楽団もこの曲を本当に愛しているのでしょう。気持ちのこもった演奏はとても気持ちよく聴くことがのでき、心に染みこんでくる音楽でした。
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