ショーソン 交響曲 変ロ長調 山田和樹指揮フランス国立管弦楽団 2021年10月7日ライヴ | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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ショーソンの「交響曲 変ロ長調」と言うと以前ミュンシュ指揮ボストン交響楽団の演奏をご紹介したことがありましたが、最近YouTubeで見つけた山田和樹さん指揮フランス国立管弦楽団のライヴもなかなか聴き応えのある演奏でした。

 

沈鬱でけだるいような表情を見せる立ち上がりから明るく輝かしい響きに満ちた主部に移っていく第一楽章。山田和樹さんのきびきびとした指揮振りが目に見えるようです。フランス国立管弦楽団もさすがフランスの一流オーケストラ。生き生きとした流れの中に瑞々しい煌めきを感じさせてくれます。そして抒情的美しさを感じさせながら高揚していく第二楽章。終楽章は厳しく力強く始まりアルプスの情景を感じさせる様な描写から最後は悠然としたスケールのフィナーレ。思わずブラボーと叫んでしまいそうです。

 

「《交響曲 変ロ長調(フランス語: Symphonie en si bémol majeur)》作品20は、エルネスト・ショーソンが完成させた唯一の交響曲。
1889年9月に着手され、1890年12月に完成された。初演は1891年4月18日にサル・エラールにおいて作曲者自身の指揮で行われ、まずまずの成功に終わった。1897年にアルトゥール・ニキシュがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して本作をパリで演奏したところ大成功をおさめ、1880年代から1890年代にかけて、フランス交響楽の豊穣な時代に創られた作品の中でも、並び立つもののない存在となった。
(中略)
ショーソンはあまり多作家ではなく、作品番号にして全部で39曲しか遺していない。ショーソンの管弦楽曲はごく僅かで、若書きの交響詩《ヴィヴィアーヌ(フランス語版)》と、管弦楽伴奏歌曲集《愛と海の詩》のほかに、交響曲の後でほんの2曲を書いただけだった。
本作においては、恩師セザール・フランクとワーグナーの影響が交叉しており、両者を通じてドイツ・オーストリア音楽に伝統的な、洗練された管弦楽法や半音階技法が取り入れられている。しかし、本作でとりわけ精彩を放っているのは、抒情性であろう。一方で本作は、1880年代のフランスにおける(エドゥアール・ラロ、カミーユ・サン=サーンス、ヴァンサン・ダンディ、アルベリク・マニャールらによる)交響楽復興運動の精華でもある。」(Wikipedia 交響曲 (ショーソン) より)

「アメデ=エルネスト・ショーソン(ショソン、Amédée-Ernest Chausson, 1855年1月20日 - 1899年6月10日)は、フランスの作曲家。交響曲、室内楽、歌曲、歌劇など幅広い分野での作曲を手がけた。
41歳(1896年)のときに作曲したヴァイオリンと管弦楽のための『詩曲』が群を抜いて有名だが、『交響曲変ロ長調』や『愛と海の詩』(Le Poème de l'amour et de la mer)、『ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲ニ長調』 (「コンセール」)も頻度は少ないものの演奏機会がある。」(Wikipedia エルネスト・ショーソン より)

 

 

 

 

 

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