今日は室内楽でも聴きたいな、と思った時しばらく前に入手したCDを思い出しました。あれまだ聴いていなかったな。
スメタナの弦楽四重奏曲第1番「わが生涯より」と第2番がカップリングされたCD。演奏者はその作曲者にちなんでネーミングされたと思えるスメタナ四重奏団、です。
今日はまず第1番「わが生涯より」を。
今まであまり何度も聴いた曲ではありません。第一、室内楽曲を時々でも聴くようになったのが最近のことなのですから当然、なのでしょう。しかし、最近になって本当に室内楽曲が聴いて落ち着く感じがします。今まで苦手意識があったのが嘘のように、ときおり、今日は弦楽四重奏曲でも聴きたいな、などと思ったりするのです。
スメタナの「わが生涯より」、思っていたよりずっと強く劇的に心に響きます。この曲は作曲者自身が知人への手紙で「私の生涯を音の絵画として描くこと」がテーマと語っているようですし、各楽章交響詩のようにそれぞれのテーマというかストーリーに沿って音楽が構成されているようなのですが、そういった物を頭に入れずに聴いても説得力の有る音楽、ドラマティックではありながらもしっかりと芸術作品として昇華された音楽として聴くものに訴えかけてくる力のある作品でした。スメタナ四重奏団の演奏も決して派手ではありませんが、作品の隅々まで確信を持った響きで再現してくれています。とても聴き応えのある演奏です。
「弦楽四重奏曲第1番 ホ短調「わが生涯より(チェコ語:Z mého života)」は、ベドルジハ・スメタナが1876年の10月から12月にかけて作曲した弦楽四重奏曲。
作曲者自身の生涯を象徴する半自叙伝的な内容をもち、「わが生涯より(チェコ語:Z mého života)」という副題が付けられている。第1楽章の開始においてヴィオラが高音域で主旋律を奏でることや、終楽章において第1ヴァイオリンがハーモニクスでホ音の保続音(スメタナに聞こえていたという幻聴の象徴。実際にはイ長調の主和音が聞こえていたという)を奏でることで名高い。
聴力を失ったスメタナが、プラハからヤブケニツェへと隠遁して間もない1876年10月頃から作曲が開始され、同年末頃に完成。しかし、第3楽章が技術的に困難であるとされたことや、様式的に欠陥があると指摘され、初演の引き受け手がなかなか見つからなかった。完成から2年が経過した1879年3月26日に、スメタナの友人であるスルブ=デブルノフの家でようやく初演された(試演とも)。このときヴィオラ奏者を務めたのがアントニン・ドヴォルザークであった。公開初演はスルブ=デブルノフ家での試演から3日後の、1879年3月29日にフェルディナント・ラハナーやアロイス・ネルーダ、ヤン・ペリカーン、ヨゼフ・クレハンの4名による演奏でプラハで行われた。初演を引き受けた4名は、スメタナが隠遁する前に指揮者として活動していた仮劇場のオーケストラの中心メンバーであった。また、この曲はフランツ・リストの眼前でも演奏されており、リストはこの作品に熱狂したという。」(Wikipedia 弦楽四重奏曲第1番 (スメタナ) より)
UHQCD DENON Classics BEST スメタナ:弦楽四重奏曲第1番《わが生涯より》、第2番
まさに「スメタナ四重奏団によるスメタナ! 」これ以上魅力的な組み合わせが考えられるでしょうか。
祖国の大作曲家による傑作への共感にあふれた緊張感あふれる演奏が聴き手の耳を引きつけて離さないでしょう。
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二月の苫小牧。完全犯罪をもくろむ男が用意した完璧なはずのアリバイは、意外な人物によって崩される。人を【援護/まも】るつもりが、いつも必ず容疑者にしてしまう――史上最も不器用な「探偵」が活躍する、デビュー作『掃除機探偵の推理と冒険』に続く新感覚ミステリ
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