今日はずいぶん久しぶりに、カール・ベームが1955年にアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団と録音したモーツァルトの交響曲第39番、第40番、第41番を聴きました。
この演奏については以前記事投稿しています。そちらをご参照ください。
まだ50代だったベームは後年のゆったりとしたテンポ設定とは全く違う少し速めで引き締まった演奏を繰り広げます。全くにこりともしない辛口のモーツァルト。
このアルバム、1955年の録音、にしてもあまり良い音質では無いような気がします。そして私が最初に聴いたレコードは「疑似ステレオ」で、同じ頃聴いていたステレオ録音されてレコードとはかなり違う、モノラルレコードと比べてもちょっと聴きづらい感じがした記憶があります。
しかし、そうした音質の不備さえ超えて、この3曲の演奏は今でも私にとってとても大切な演奏のひとつです。無骨で辛口の演奏。しかし、それでいて、と言うか、それ故にモーツァルトの本当の美しさを私にストレートに教えてくれた演奏でした。そして、それは聴きかえすごとに再確認させられます。やはりとても良い演奏です。
カール・べーム指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による1955年録音盤。
ベームが壮年期の1955年にコンセルトヘボウ管弦楽団を指揮したモーツァルトの後期三大交響曲集。彼がウィーン国立歌劇場の2度目の音楽監督を務めていた頃の録音で、ベームならではの荘重で厳格な演奏を聴かせており、特に《ジュピター》での堂々としたスケールの大きな表現は聴きものといえましょう。
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